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[ボードゲーム] 古代:決戦 紹介

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ボードゲームにはさまざまなシステムがあります。その中の1つにロンデルというものがあります。代表作にはナビゲーター(ナヴェガドール)が挙げられます。ただ、個人的にはそれよりも以前に購入していたこともあり、古代のイメージが強いです。古代:決戦はロンデルシステムを採用した2人用のゲームです。

そもそもロンデルとは?

ボードゲームデザイナーのマック・ゲルツが開発したシステムです。

等分割された円グラフのそれぞれにアクションが描かれており、そこにコマを配置することでアクションを実行します。1度配置したならば、以降は同じ方向にしか進むことができません。3マスまでは無料で進むことができますが、それ以上進むにはコストが必要になります。

どのタイミングでコストを支払うかの見極めが悩ましく、ゲーム上でのいいアクセントになっています。ダイスと違い、運要素が介入しないので相手の動向をうかがいつつ、自分の行動を決めなければなりません。

古代:決戦について

古代同様ロンデルシステムを採用しており、アクションもほとんど同じです。

マップ上に都市を配置しつつ、軍隊を整え、相手と陣地を取り合います。ゲームを有利に進める知識もあり、それを獲得することで資源の生産量が増えたり、行軍範囲が広がります。

古代との大きな違いは、イベントカードの存在です。

古代では1度ゲームが始まってしまえばまったく運の要素はありませんでした。しかし、古代:決戦ではイベントカードがあるため、場合によってはその効果で戦局が変わってしまうことがあります。

イベントカードは相手が都市を征服したり、有力者カードを獲得したときに獲得することができます。簡単に言えば、相手がリードした際に、こちらの助けとなるカードがもらえる訳です。これによりゲームが一方的になることを防ぎます。

イベントカードは手番中の好きなタイミングで好きな枚数プレイすることができます。

たとえば「無料でロンデルを6マスまで進める」「黄金1を支払い、相手のイベントカード1枚を失わせる」「相手の貨幣を半分失わせる」といった効果があり、適切なタイミングで使えば、大きく戦局を覆せるようになっています。(イベントカードは25種類あります)

適度にしっかりとした2人用のボードゲーム

2人用のボードゲームというと短時間で終わるものか、逆に何時間もかかるものかという両極端になりがちです。しかし、古代決戦は60~90分という長すぎず短すぎない適度な時間でプレイすることができます。

カードのめくり運があるので、古代に比べるとガチ要素は薄まっていますが、それでもかなり先々まで考えなければゲームに勝つことはできません。ロンデルの動き、どの地域から攻めるか、どのタイミングで軍拡するかはすべて自分のタイミングに委ねられています。

ボードが両面違うマップ(カルタゴ対ローマ、ギリシャ対ペルシャ)になっていたり、ショートルールが用意されていたりと、そのときの状況に合わせたゲームができるのもポイントです。

イベントカード以外はすべてアイコンで理解でき、ボード上に示してあるので、1度遊べば戸惑うこともないでしょう。

派手さはないですが、ジリジリとした駆け引きが楽しめる良作です。2人用ゲームが好きな人にはぜひ遊んでもらいたいおすすめ作品です。

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[ボードゲーム] ペッパーで考えるトリックテイキング

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ペッパーは3~9人で遊ぶことができるカードゲームです。
ルールは簡単ですが、上手く勝つためには覚えておいた方がいいことがいくつかあります。

[ボードゲーム] 非トランプのおすすめトリックテイキング

2015.09.20

ペッパーのルール

ペッパーはトリックテイキングと言われるジャンルのカードゲームです。

まず誰かひとりがカードを1枚出します。以降、他のプレイヤーはそのカードと同じ色のカードを1枚ずつ出していきます。その色のカードを持っていなければ好きなカードを出して構いません。同じ色のカードの中でもっとも大きい数字を出した人が、そのトリック(各プレイヤーが1枚ずつ出したカードの集まり)に勝利し、カードを得ます。違う色のカードはたとえ数字が大きくても勝つことはできません。

トリックを取ったプレイヤーが次は手札から好きな1枚を出します。そして、先ほどと同じ手順を繰り返し、誰かの手札がなくなったならばラウンド終了です。

ペッパーでは1の数字が書かれたペッパーカードがあります。このカードは特殊な存在で、手札ではなく自分の前に表になっています。そのため、誰がどのペッパーを持っているかは一目瞭然です。ペッパーカードも手札と同じ扱いなので、もしその色のカードが出されたら出すことができますし、自分が最初にカードを出せるならばペッパーカードを出しても構いません。

ラウンド終了時の得点計算では、ペッパーカードが1枚マイナス2点、自分が獲得したペッパーカードと同じ色のカードが1枚マイナス1点となります。自分がペッパーカードを持っていない色のカードは何枚あっても得点には関係しません。

すべてがマイナス点なので、できるだけトリックを取らない、いかに上手く負けるかが重要なゲームです。

持っている色を減らす

多くのトリックテイキングに共通している考え方として、「スートを枯らす」というものがあります。ペッパーで言うと、手札にある特定の色を無くしてしまうということです。

たとえば、手札に赤のカードがないとします。そのとき、手番に赤のカードを出さなければならない場合、好きな色のカードを出すことができます。これにより出せるカードの選択肢が格段に増えます。

ペッパーでは負けることが目的なので、好きなカードを出せるタイミングで数字が大きなカードを出すことができれば、トリックに勝つ可能性大幅に減ります。

そのため、手札に特定の色のカードが少ないときには積極的にその色を無くしていくことで自分の選択肢を広げることができます。

スートの枯れ具合の把握

誰がどの色を持っていないかを把握することは、ペッパーにおいて非常に重要です。これは自分の手札の色が偏っている場合、特に大切になります。

たとえば、自分の手札に黄色のカードがたくさんあるとします。自分からカードが出せる手番だったので、黄色のカードを出してみます。すると、他の人は誰も黄色のカードを持っておらず、違う色のカードが出されていきます。そのため、トリックに勝ち、またカードを先に出す権利を得ます。これはだいぶピンチです。なぜならば以降のラウンドで黄色を出せば100%勝ってしまうため、ペッパーをどんどん押しつけられてしまうからです。

しかし、これはある意味チャンスでもあります。

もし他の人にカードを先に出す権利を渡すことができれば、自分が持っていない色のカードが出される可能性が高いです。(他の人が黄色を持っていないため)以降、黄色で勝つ可能性はないため、手札の黄色がすべて安全なカードになります。

ペッパーカードをいつ出すか

やはりペッパーにおいて、これが1番の考えどころです。

恐らくペッパーカードが飛び交うのはゲーム終盤でしょう。序盤に相手に渡せたとしても、トリックを行ううちに再び自分の元に返ってくる可能性があります。ペッパーカードの数値は1なので、誰かがその色のカードを持っている限り、確実に渡すことができます。

問題となるのは誰もその色を持っていないペッパーカードです。これは上手く他の色のカードのトリックにまぎれ込ませる必要があります。

意外と見落としがちなのが、相手の手札枚数です。

ペッパーでは誰かの手札枚数がなくなった時点でトリックが終わってしまうため、自分の手札だけ見ているとラウンド終了のタイミングを見誤ってしまいます。これは結構やりがちで終盤にペッパーカードを押しつけようと持ったまま、ラウンドが終わってしまうことがあります。そのため、終盤はあと何トリックでラウンドが終わるのかを把握しておきましょう。

また、他のゲームと異なり、ペッパーカードは手札ではなく、自分の前に置いてあります。そのため、出すのを忘れてしまうことがよくあるので注意しましょう。

スートを枯らすことの大切さ

スートを枯らすという考え方は多くのトリックテイキングにおいて非常に重要です。

あるスートを1枚も持っていない状態をボイド(void)といいます。

ペッパーのように負けを目指すゲームならば上手く負けることができますし、勝ちを目指すゲームでもスートがないことによって切り札が出せるチャンスが出てきます。

この辺りの駆け引きを知らないと「トリックテイキングなんて、ただ出せるカード出してるだけじゃん」と思ってしまいがちです。意識してこの辺りの組み立てができるようになると、だいぶ見方が変わってくるはずです。

ペッパーは遊ぶ相手によってパーティゲーム的な盛り上がりを見せたり、ヒリヒリする駆け引きを見せたりするゲームです。3~9人という対応人数の幅広さも魅力のひとつです。

トリックテイキングって何か苦手……。

そういう方にもぜひ遊んでみて欲しいゲームです。

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[ボードゲーム] ティチュー 紹介

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ティチューは2対2のペアとなって戦う4人用のカードゲームです。手札をいち早く出し切ることを目的とするトランプの大富豪のようなゲームです。

[ボードゲーム] チーム戦(2人対2人)のおすすめボードゲーム

2014.12.17

ティチューについて

ティチューでは4スート各13枚のカードと龍、鳳凰、狛犬、麻雀という4枚の特殊カードを使います。数字の構成はトランプと同じで、強さはAがもっとも強く、2がもっとも弱いです。

ティチューではカードを配っている途中で宣言の機会があります。手札が8枚以内のときに「グランド・ティチュー」が宣言でき、宣言したプレイヤーが1位になると200点がもらえます。失敗するとマイナス200点です。(チームではなく、宣言したプレイヤーなので注意しましょう)

手札がすべて配られたならば、他の3人のプレイヤーに1枚ずつカードを渡します。これをプッシュといいます。プレイが始まる前までに「スモール・ティチュー」が宣言できます。これは1位になると100点です。(失敗はマイナス100点です)

カードの出し方は7種類あります。

  • シングル
  • ペア
  • トリプル
  • フルハウス
  • ステア
  • ストレート
  • ボム

シングル、ペア、トリプル、フルハウス、ストレートは文字通りそのままです。ステアは連続しているペア(2、2、3、3など)です。スートは意味をなしていないので前の人と同じスートを出す必要はありません。

ボムは特殊な役で、自分の手番以外にも出すことができます。

  • 同じスートのストレート
  • 同じ数字4枚

この2種類がボムとして使えます。ストレートは長い方が強く、同じ数字4枚はそれよりも強いです。ボムに対してさらに強いボムを出すことも可能です。

カードを出す際には前の人と同じ組み合わせで、なおかつ強くなければなりません。それを自分以外の3人がパスするまで続けます。自分以外がパスをしたならば、今度は自分の手札から好きな組み合わせでカードを出します。

これを同じチームのプレイヤー2人があがるまで繰り返します。

ラウンドが終わったならば得点計算を行い、どちらかのチームの合計点数が1,000点以上になったならばゲーム終了です。

チーム戦の大富豪

トランプの大富豪が好きならば間違いなくハマれるゲームです。

出し方もそこまで複雑ではないのですぐに慣れます。ただ、今回は触れていない特殊カードの4種類はトリッキーなものがあるので初めは戸惑うかもしれません。ただ、これらのカードがチーム戦ならではの妙を生み出してくれます。

ティチューというと4人専用というイメージがありますが、実は3~6人用です。3人用のスリーチュー、6人用のティチュー・ティエンチン、5~12用のグランド・セニョールといったルールも用意されています。(人数が多い場合はティチューが2セット必要です)こちらはあまり遊んだという声を聞いたことがないのですが、どんな感じなのでしょうね。

雑談しながら長時間遊ぶのにピッタリのゲームです。ペア戦のゲームをやってみたいという人にもおすすめです。

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[映画] ジョーカーゲーム

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ジョーカーゲームは2012年に公開された映画です。全国から無作為に選ばれた高校のクラスが命がけのゲームを行い、生き残りを目指します。似たタイトルに「ジョーカー・ゲーム」がありますが、あちらはスパイ小説が原作です。

ジョーカーゲームについて

年々学力が低下している高校生を何とかしようと国が考えたのが、命がけのゲームです。それを乗り越えることで人間力を高めるという名目のもと、とある高校が対象に選ばれます。

行われるゲームはババぬきです。

通常のババぬきとは異なり、「契約」により他人にカードを預けることが可能です。ただし、契約を受けた人が敗北した場合、委ねた人も全員が敗北します。

最後までババを持ち続けた人が敗北します。カードを破棄したり、ルールに反するようなことをしても失格となります。

隔離された廃校で4日間ゲームを行い、ゲームを勝ち残れば無事帰宅することができます。

ネタバレと感想

設定がバトルロワイヤルとかなり似ていますね。あちらは実際に殺し合いをして生き残りを目指すものでしたが、こちらではゲームに負けても死にはしません。その代わり、矯正施設に送られることになります。ただし、ゲームから逃げてしまうと殺されます。劇中で何人かが撲殺されます。

見所のひとつが男子生徒の1人、高島の豹変ぶりです。

序盤は気弱で女子から守ってもらうような生徒だったのですが、だんだんと性格が変わり始め、3日目には、いじめっ子の男子までも支配下に置きます。この豹変ぶりはドイツ映画の「es」を思わせます。

もうひとつの見所が担任の先生です。

最初はどこにでもいる穏やかな感じの男性なのですが、言うことを聞かない生徒たちに対してしびれをきらし声を荒げます。そこからはほとんど感情的になることなく、淡々と生徒が死んだり、施設送りになるのを見届けます。普段とほとんど変わらない口調が一層怖さを引き立てます。

そこまで心理的な駆け引きがあるわけでもなく、ストーリーも特に目新しい感じでもありません。最後に脱走するので、バトルロワイヤルみたく続きそうだなと思ったら、案の上、続編が出てるんですね。

そちらもHuluで公開されているようなので見てみたいと思います。

[映画] ジョーカーゲーム 脱出

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「ジョーカーゲーム 脱出」は「ジョーカーゲーム」の続編です。ストーリー的なつながりはありますが、登場人物がほぼ一新され、内容もがらりと変わっています。前回は生き残りを賭けたババぬきでしたが、今回は謎の部屋からの脱出を試みます。

ジョーカーゲーム 脱出について

前作においてババぬきで敗北した場合、矯正施設に送られるという設定がありました。今作はその矯正施設が舞台です。主人公は、前作のメインキャラクターのひとりである大野香奈の姉、真希です。

矯正施設は拍子抜けするほどの普通の学校で、むしろ以前通っていた学校よりも安全なくらいでした。そんな中、身体測定の際に注射を打たれた7人は気を失います。

目が覚めるとそこは廃墟のような部屋で、そこから2時間以内に脱出しないと死ぬことを告げられます。脱出するためには7人が力を合わせなければなりません。

徐々に明らかになるヒントを元に彼女たちは脱出を図ろうとしますが、トラップにより命を落とす者も出てきます。

果たして彼女らは無事に脱出することができるのでしょうか。

ネタバレと感想

ヒントを元に徐々に謎が明らかになっていく感じは脱出ゲームのようです。

計算式による暗号や7つの大罪の見立て、各人物の背景などがしっかりと描かれ、先が気になる展開になっています。登場人物が1クラス30人から7人に絞られたので分かりやすくなりましたね。

前作のジョーカーゲームではラストに赤沢千夏と大野香奈が脱走を図ります。どちらも捕まったことが今作の劇中で触れられ、さらに終盤で大野が死んだことが暗示されます。

今作の主人公は大野香奈が助けようとしていた姉、大野真希です。

彼女は仲間のことをかばい、みんなのことを信じているような素振りをしていますが、実はそれがすべて演技だったことが最後に明らかになります。彼女は妹を助けることを条件に文科省側についた裏切り者だったのです。任務を遂行した彼女ですが、妹がすでに死んでしまったことは知りません。

前作よりもかなり楽しめました。ほとんど別物ともいえる展開で「もはやジョーカーゲームじゃないな」と思っていたら最後にババぬきが。しかも、真希は妹の香奈と同じやり方で相手を惑わせます。

前作を見ていた方がいろいろな背景が分かって理解が深まりますが、こちらだけ見ても十分に楽しめます。謎解きや脱出ゲームが好きな人におすすめの作品です。

[ボードゲーム] バトルライン 紹介

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バトルラインは2人用のカードゲームです。2人用ゲームとして傑作との声も多く、わたしも100回以上プレイしていると思います。

[ボードゲーム] 2人用おすすめボードゲーム 5選

2014.11.22

バトルラインについて

バトルラインでは6色1~10までの数字のカードを使います。

ゲームではフラッグと呼ばれる9つの場所に、お互いにカードを1枚ずつ置いていきます。1つのフラッグにお互いが3枚ずつカードを置いたならば、カードのフォーメーションの強さを比べます。強さが勝っていればそのフラッグを確保できます。

連続した3つのフラッグを確保するか、合計で5つのフラッグを確保したプレイヤーの勝利です。

カードのフォーメーションは5種類あります。

強い順に、

  1. ウェッジ:同じ色の連番
  2. ファランクス:同じ数字3枚
  3. バタリオン:同じ色3枚
  4. スカーミッシャー:色を問わない連番
  5. ホスト:上記以外の組み合わせ

となっています。連続数字はその順番通り出さなくても構いません。たとえば、「5、3、4」という順番で出しても、連続していると見なされます。

また、バトルラインには戦術カードがあります。

戦術カードを使うと相手のカードを捨てたり、1度配置したカードの場所を変えたりと、考えるべき選択肢が増えるため、よりゲームが複雑になります。人によっては戦術カードなしで遊ぶ方が好きな人も多いようです。

おすすめの2人用ゲーム

作者のライナー・クニツィアはとてもたくさんのゲームを作っています。中でも多いのが、こういった数字を比べるものです。

特殊効果満載の2人用カードゲーム「ブルームーン:レジェンド」も彼の作品です。

[ボードゲーム] ブルームーン:レジェンドを6時間ほど遊んでみた感想

2014.04.26

カードを1枚ずつ出していき強さを比べる、というシンプルなルールながら、ジリジリとした駆け引きがあり、何度も遊びたくなるゲームです。プレイ時間も長くても30分ほどで終わるので、そういった意味でも繰り返し遊びやすいです。

山札からカードを引くので、カードの引き運も大きいのですが、決してそれだけでとは思わせない奥深さがあります。

まだ遊んだことがない人にはぜひ遊んで欲しいゲームです。

現在、日本語版が高騰していますが、英語版でもプレイにそれほど支障ありません。戦術カードは10種類しかありませんし、アイコンだけで理解可能なものも多いです。ちなみにわたしが所有しているのは箱だけが日本語でカードが英語という謎のバージョンです。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[映画] パニック・マーケット

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海辺にあるスーパーマーケットに大津波が襲いかかり、ほとんどが水に沈みます。何とか命を取り留めた人たちがそこから脱出を試みようとするのですが、自分たちの周りを3メートルを越すホオジロザメが泳いでおり、逃げるに逃げられません。そんな状況下で必死に生き延びようとする人々を描いたパニック映画です。

パニック・マーケットについて

主人公のジョシュはライフセイバーとして働いています。ある日、同僚であり彼女の兄であるローリーがホオジロザメに殺されます。ジョシュは責任を感じ、彼女のティナと疎遠になってしまいます。

その1年後、今度は大津波が街を襲い、スーパーマーケットが水に沈んでしまいます。多くの人が命を失う中、生存者が集まり、脱出を試みようとします。しかし、その中には強盗犯や殺人犯もいました。

数々と襲いかかるトラブルの中、果たして彼らは生き残ることができるのでしょうか。

ネタバレと感想

huluのトップの方にあったので、何となく観たのですが、なかなか楽しめました。スーパーマーケットにサメというテーマだったのでパロディ的な感じなのかと思ったのですが、そんなこともなくシリアスな展開です。

ポイントはストーリーのテンポの良さです。

開始早々にサメが登場しますし、そこからの展開も早いです。トラブルもどんどんやってくるので、中盤でダレません。こういうパニック映画だと怖い存在はなかなか姿を現さないというパターンも多いですが、パニック・マーケットはそんなこともなく、頻繁にサメが出てきます。そのため、「うわ、来そう」と分かっていてもドキドキします。

生存者の中でも新たな人間関係が築かれたり、逆に反目しあったりと見所が多いです。また、観ていて「こいつ死にそうだな」と思ったやつは大抵死にます。特にイヤなやつはヒドイ死に方をすることが多いです。

サメが襲う描写や津波の被害での死体が多く登場するので、グロイのが苦手な人にはちょっと厳しいかもしれません。

過分な期待をしなければ、十分に楽しめるレベルの映画です。

原題は「BAIT(餌)」なのですが、そっちの方がしっくり来ますね。パニック・マーケットだと、かなりのB級感です。

[ボードゲーム] バトルフォーヒル218 紹介

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バトルフォーヒル218は2人用のカードゲームです。
歩兵、戦車、砲兵といったユニットカードを使い、相手の司令部の占領を目指します。青と緑のデッキがありますが、カード構成はまったく同じです。

バトルフォーヒル218について

カードの内訳は、

  • 歩兵隊
  • 重火器隊
  • 特殊部隊
  • 戦車隊
  • 砲兵隊
  • 空挺隊
  • 空爆

と7種類のカードで構成されています。

空爆は特殊なカードで、最初からオープンになっており任意のタイミングで使うことができます。その他に双方のスタート地点となる218高地カードが1枚あります。

自分の手番では、まず山札からカードを2枚引きます。次に手札からカードを配置するか、空爆カードを使用します。カードは1手番に2回使うことができます。それを行ったら手番終了です。2枚ドローの2枚プレイというわけですね。

相手の司令部を占領するか、お互いの山札・手札がすべて尽きるとゲーム終了です。山札・手札が尽きた場合はより多くのユニットが生き残っている方が勝利します。

言語依存なく遊べる2人用カードゲーム

部隊名などは英語表記ですが、アイコンで効果が分かるので言語依存はありません。

各ユニットカードには補給アイコン、攻撃アイコン、サポートアイコンが描かれています。原則としてユニットは補給アイコンがつながっているところにしか配置できません。また、サポートアイコンと攻撃アイコンが一致しないと相手ユニットを破壊することができません。

そのため、組み合わせをよく考えて配置しないと徐々に不利になっていきます。特にサポートアイコンは先を見越した配置が必要なため、何度か遊んでみないと感覚がつかめないかもしれません。

カードの種類もそれほど多くなく、テキスト効果などもないので2人用カードゲームとして気軽に遊ぶことができます。プレイ時間も10~20分ほどなので、繰り返し遊ぶハードルも低いです。ただ、経験の差が結構でると思うので、回数をこなしてからが本当の勝負になると思います。

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[ボードゲーム] おばけキャッチ 紹介

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おばけキャッチは2~8人で遊ぶことができる反射神経がものをいうゲームです。大人と子供で遊ぶ場合、どうしてもハンデが必要なことがありますが、このゲームではむしろ子供の方が強いことが多いです。

おばけキャッチについて

おばけキャッチでは60枚のカードと5個のコマを使います。

コマは、

  • 白いおばけ
  • 赤いイス
  • 緑のビン
  • 青い本
  • 灰色のネズミ

の5種類があります。

山札をめくり、そのカードの指示に従って、上記の5種類のうちの1つを素早く取ります。正解していればそのカードを受け取り、おてつきした場合は持っているカードを1枚失います。

指示は2パターンあります。

そのものが描かれている場合

そのもの自体を取ります。色とモノが一致していなければダメです。

1つも一致しているものがない

色とモノが一致したものが描かれていない場合、そこに要素が描かれていないものを取ります。

たとえば、カードに緑のおばけ、青いイスが描いてあったならばどの要素にも当てはまらない灰色のネズミを取ります。

さらに難易度をアップさせるルール

変更点は本が描かれている場合は、コマを取るのではなく、対応するものの名前を呼びます。思わず取ってしまってもおてつきになります。先ほどの緑のおばけ、青いイスというカードならば本が描かれていないのでネズミのコマを取ります。白いおばけ、青い本が描かれていたならば、「おばけ!」と言わなければなりません。

これを山札がなくなるまで行い、もっとも多くのカードを獲得しているプレイヤーの勝利です。

取られてから「……あぁ!」となるゲーム

指示が2つあるのでかなり混乱します。どちらか一方ならば、それほど難しくないのでしょうが、2つがランダムで来るため、毎回頭を切り換えなくてはなりません。叫ぶルールを追加すると一段と難しくなります。はっきりいって、わたしはあまり得意ではありません(笑)

いろいろな人と遊んでみると、明らかに反応が早い人がいるので、そういう人と遊ぶと一方的なゲームになりがちです。また、山札全部のルールでやると途中でダレてしまうことが多いので、半分くらいでもいいかもしれません。

さらにコマの種類が増えた「おばけキャッチ 名人技」というのも出ているので、おばけキャッチでは物足りないという猛者にはそちらがおすすめです。

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[ボードゲーム] カミサド 紹介

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カミサドは2人用のボードゲームです。将棋や囲碁のように運要素がなく、先々まで見通す力が要求されるゲームです。

[ボードゲーム] 2人用おすすめボードゲーム 5選

2014.11.22

カミサドについて

カミサドでは8色に塗り分けられた8×8マスのゲームボードを使います。(両面仕様になっており、片面には文字も併記されています)各プレイヤーは8個ずつのコマを使いますが、それらにも色の名前がつけられています。(紅、緑、黄、藍、褐、紫、桃、橙の8色です)

手番ではコマを1つ動かします。ゲームの目的は自分のコマを相手側の1番端のマスまで移動させることです。

コマは前、右斜め前、左斜め前のいずれかの方向に何マスでも進めることができます。横や後ろに移動することはできません。

先手プレイヤーが上記のルールに従い、好きなコマを移動させます。次のプレイヤーは先手プレイヤーがコマを置いたマスの色のコマを移動させなければなりません。これをお互いに繰り返します。

基本的なルールはこれだけです。

すべてが公開情報なので、自分のどのコマを動かすと、相手のどのコマが動き、そうすると次の自分の手番はこのコマになるということまで考えなければなりません。

また、場合によってコマがブロックされることがあります。移動させなければならないコマが相手のコマにふさがれており、動くことができない場合、今いる場所に移動したという扱いになり、再び相手の手番になります。これをやられるとかなり不利になります。そのままとんとん拍子に負けてしまうことが多いです。

運要素なしの読み合い

運要素がないので実力差が如実に出ます。最初はうっかりミスで負けることが多いですが、回数をこなすうちにそういったミスがなくなってきます。

今回紹介したのは基本ルールですが、さらに長時間遊ぶ用のルールも用意されています。そちらでは「スモウ・リング」といったコマを使い、相手のコマを押せるようになったりします。

1ラウンド20~30分ほどとそこまで時間はかかりません。恐らく最初のうちはケアレスミスで数分で終わるかと思います。ちなみにルールにあるマラソン・マッチだと3~5時間ほどかかるらしいです(笑)

ほとんど基本ルールでしか遊んだことがありませんが、それだけでも十分に楽しめます。色がカラフルなので、見た目も注意を引きます。ルールもシンプルなので、まったくボードゲームを遊んだことがない人にもおすすめの2人用ゲームです。

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[映画] リミット

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トラックドライバーのポールは目が覚めると、自分が閉じ込められていることに気がつきます。どうやらそこは木の棺の中で、なおかつ土中に埋められているようです。なぜ自分がこんな目に遭っているかも分からないままポールは脱出を試みます。

リミットについて

ワン・シチュエーション・スリラーなのですが、驚くべきことに終始、棺の中だけで物語が展開していきます。そのため、登場人物は主人公のポールだけです。携帯電話が登場するので何人かの声が出るくらいで一貫してひとりだけで話が進みます。

序盤、何分かはずっと真っ暗なままなので、思わず再生機器の不調を疑いました。

手元に残された携帯電話を使い、いろいろなところに救出を求めるポールですが、なかなか上手くいきません。なおかつ、棺の中にもトラブルが訪れます。

果たしてポールは土の中から脱出することができるのでしょうか。

ネタバレと感想

まさか一切場面転換がないまま終わるとは思わなかったです。

ワン・シチュエーション・スリラーでも別な登場人物に視点が移ったり、回想シーンがあったりと場面が変わるものですが、この映画は徹底して棺の中だけです。しかも、途中真っ暗になったりと最初から最後まで薄暗いです。

かといってシナリオが凝っているのかというと、そういうわけでもなく、ポールが人質として捕らえられ、結局そのまま埋まって死ぬだけです。ひねりも何もありません。途中でさまざまな電話番号を壁にメモるシーンがあるので、それが何かしら関係してくるのかと思いきや、本当にただの電話番号なだけでした。(一応人物名は多少の伏線になっています)

終盤、ポールの元に助けが来て、解放されるシーンがあります。

これは幻覚なのですが、もうこの時点で「こいつ助からないな」というのが分かります。本当に助かるのだとしたら、わざわざそういう幻覚を出す必要がありません。

「実は人質というのは嘘で隠された理由があった」というオチがあればまだしも、最後まで観てもそのまんまの内容です。しかも、相手はポールについてかなり綿密に調べており、さまざまな情報を持っています。しかし、特に金持ちでもないトラックドライバーのポールを人質として選んだ意味も分かりません。

アイディアとしてはアリなのかもしれませんが、個人的には退屈な映画でした。

原題は BURIED (埋められた)で、確かにそのままのタイトルですね。

 

[ボードゲーム] ドラゴンの心臓 紹介

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ドラゴンの心臓は2人用のカードゲームです。
構成が同じ50枚の山札を使い、手札からカードをプレイすることで得点化していきます。言語依存はなく、カードやボードのデザインがきれいです。

ドラゴンの心臓について

手番では同じ絵柄のカードを1枚、または複数枚同時に出します。カードをプレイしたならば手札が5枚になるようにカードを補充します。ボードのマスによってカードを重ねて置いたり、ずらしておいたりします。

カードは、宝箱、ファイヤードラゴン、石化ドラゴン、プリンセス、トロル、ドワーフ、ヒーロー、ドラゴンハンター、船の9種類あります。

たとえば、トロルのカードは配置すると、すでに置かれているプリンセスのカードをすべて獲得します。ドワーフの場合は、4枚目を置いたプレイヤーがすでに置かれているドワーフのカードをすべて獲得します。

このようにそれぞれのカードがお互いに関連しているため、どのタイミングでどのカードを置くかが重要です。

また、ボード上にカードの置き方や、どのカードとどのカードが関係しているかが示されているので、ゲームをしていてい戸惑うこともありません。

終了条件となるのは船のカードです。船のカードは3枚目が置かれるとその下に置かれているドラゴンハンターカードとヒーローカードを取ることができます。その後、3枚の船カードはまとめてボード脇に置いておきます。これが3回行われるとゲーム終了です。

獲得したカードの書かれた名誉ポイントを合計し、多い方がゲームに勝利します。

効果が分かりやすい2人用カードゲーム

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プレイ時間も20分程度とそれほどかかりません。自分の方が有利だと思ったら船のカードをどんどん出すことで早期終了を狙うことも可能です。

カードにはイラストと数字しか描かれておらず、アイコンすらありません。しかし、ボードを見ればカードの置き方やどのカードがどのカードを取れるかが分かるのでスムーズに遊べます。テキスト効果が満載のカードゲームが苦手な人にもおすすめです。

説明書には、なぜそのカードを置くと、こっちのカードが取れるのかという背景も説明されています。たとえば、宝箱のカードを取ることができるファイヤードラゴンには「ファイヤードラゴンは、上空から財宝を奪い、自分の巣穴に財宝を隠します。」ゲームを遊ぶ上で知らなくても問題ないですが、最初に説明するとより雰囲気が出そうですね。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] チャオチャオ 紹介

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チャオチャオは2~4人で遊ぶことができるボードゲームです。(人数が多い方がおすすめです)筒に入ったダイスを振り、その数だけ進めるスゴロクのようなゲームです。ただし、いくら進めるかウソをついてもいいというのがポイントです。

チャオチャオについて

手番になったならば筒に入っているダイスを振ります。筒をよく振ってから出た目を確認するのですが、このときダイスは筒から出さず、他のプレイヤーに見られないようにします。ダイスの目を確認したならば1~4のうち好きな数字を言います。

ダイスには1~4の数字と2つの×が書かれています。×の場合も数字を言う必要があるので、その際は必ず嘘をつかなければなりません。

手番のプレイヤーが数字を言ったならば、他のプレイヤーはそれが本当かどうかを判断します。もし実際の目と違う数字を言っていると思ったならば「ウソだ!」「ダウト!」などと言いましょう。

「ウソだ!」という声が上がったならば、ダウトを宣言したプレイヤーがダイスの目を確認します。

宣言した数字とダイスの目が合っていた
⇒ ダウトと言ったプレイヤーのコマを1つ落とす

宣言したと数字とダイスの目が違っていた
⇒ 手番プレイヤーのコマを1つ落とし、ダウトと言ったプレイヤーは手番プレイヤーが宣言した数字分だけ自分のコマを進める

これを繰り返し、「誰かのコマが3つゴールにつく」または「誰も進められるコマがなくなる」ようになったならばゲーム終了です。自分のコマが置かれているゴールマスの数字を合計し、もっとも合計値が大きいプレイヤーの勝利です。

必ずウソをつかなければならない

極端なことを言えば、一度も×の目を出さなければ、ほぼ間違いなく勝てます。出た目をそのまま言うだけでいいのでコマを落とされる心配もありません。けれども実際やってみるとそう上手くはいきません。もう少しでゴールというときに限って×の目が出たりします。

あと1マスというところで「1」と言うのか、強気に「4」と言うのかで性格が表れます。×以外でも自由にウソをついていいので、あえて連続して「4」と言ってみて相手を混乱させるのも面白いです。

ゲームの箱をそのままコンポーネントとして使うというのも見た目に楽しいですね。

上手にウソをつく、または相手のウソを見破るのが得意な人におすすめのゲームです。

駿河屋で「チャオチャオ」をチェック!

[書評] 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! /大橋弘祐・山崎元

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まとまったお金はすべて定期預金にしている。
そういった方は少なくないでしょう。けれども、定期預金の金利はわずか0.1%程度、ATMの手数料ですぐ消えてしまうほどの金額しかありません。何とかもっとお金を増やす方法はないでしょうか。

安全にお金を増やす方法

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」は、お金の知識が全然ない著者に対して、経済評論家の山崎元先生が答えていく対話形式になっています。元本を保証しつつ、定期預金よりはマシな金利がつく方法や、多少のリスクを取りつつも年利5%を目指す方法など、これまであまりお金について考えてこなかった人に対し、目からウロコの内容になっています。

銀行には近づくな

読んでみて割と衝撃だったのが、銀行には近づいてはいけないという内容です。

定期預金は先に述べたように全然お金が増えませんし、銀行が勧めてくる投資信託は銀行が儲かるようになっているので買ってはならないと教えてくれます。

銀行っていうのは、金持ちには投資させて手数料をもらう。貧乏人には借金させて金利をもらう。これが彼らのビジネスモデル。ATMの手数料なんかではたいして儲かってないの。

銀行の代わりに山崎先生がおすすめしているのがネット証券です。

その中でもSBI証券と楽天証券を勧めており、筆者はSBI証券の口座を開きます。面白いのが山崎先生が楽天証券に勤めているにも関わらず、筆者がSBI証券を選ぶところです。読んでいて思わず「なんでだよ」と突っ込んでしまいました。(文中でSBI証券の口座の開き方について詳しく説明されています)

投資信託以外のお金の使い方について

投資以外のテーマとして、

  • 家は買った方がいいのか
  • 医療保険には入った方がいいのか
  • 生命保険には入った方がいいのか
  • 結婚は得かどうか

といった内容にも触れています。

対話形式なので文量自体はそれほどなく、お金の知識がない人にとって非常に分かりやすい内容になっています。「え?そうなの?」と驚くような情報も多く、知らないと損をしてしまう情報も少なくありません。

最小限のリスクでお金を増やしたいと考えている人におすすめの1冊です。

[ボードゲーム] ごきぶりポーカー 紹介

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ごきぶりポーカーは、ウソやはったり、見破りが重要なカードゲームです。「ごきポ」などと呼ばれることもあり、ボードゲームの中ではかなり知名度が高いゲームです。ポーカーという名前がついていますが、トランプのポーカーとは関係ありません。

ごきぶりポーカーについて

ごきぶりポーカーでは、ハエ、カエル、サソリ、ネズミ、カメムシ、コウモリ、クモ、ゴキブリの8種類の嫌われ者カードを使います。それぞれが8枚ずつあるため、合計で64枚のカードがあります。

まず、すべてのカードを全員に配りきります。

スタートプレイヤーは、自分の手札から好きなカードを1枚選び、裏向きにして好きなプレイヤーの前に置きます。そして「これはごきぶりです」とカードの名前を言います。このとき言う名前は本当でもウソでも構いません。

カードを差し出された方のプレイヤーは、そのカードを受け取るかどうかを決めます。

相手の宣言が本当だと思ったならば「本当です」と言い、カードを表向けます。もし、本当だったならばカードを出したプレイヤーがそのカードを受け取り、自分の前に表にして置いておきます。宣言とは別な嫌われ者カードならばカードを差し出された方のプレイヤーがそのカードを受け取ります。

相手の宣言がウソだと思ったならば「違います」「ダウト」などと言って、カードを表向けます。この場合は宣言通りならばダウトと言った方が、ダウトならば相手がカードを受け取ります。

また、カードを確認し、他のプレイヤーに回しても構いません。このときに言う名前は先ほどと同じでもいいですし、違っていてもオーケーです。

カードを受け取ったプレイヤーが次の手番プレイヤーとなり、手札から好きなカードを選び、好きなプレイヤーに出します。

これを繰り返していき、同じ種類のカードが4枚そろってしまうと負けになります。(さらに8種類すべてそろっても負けとする場合も多いです)

負け抜けのゲームなので、誰かひとりが負けたならばゲーム終了です。そのひとりが敗者となり、他のすべてのプレイヤーが勝者です。

シンプルなルールで盛り上がる名作

1度遊べばすぐに理解できるシンプルなルールです。

徐々にカードが明らかになっていくので、情報が絞られていき、推理力が必要となります。

「今サソリって言ったけど、もう7枚出てるからその可能性は低いのでは?」
「相手はカエルでリーチかかっているのに、ここであえてカエルだしてくるかな」
「手元にコウモリ2枚あって、6枚は出てるからもう誰もコウモリもってない」

上手にウソをつくこと、相手のウソを見破ること、推理力と観察力などなど、さまざまな要素が必要となるゲームです。

値段も手頃で、比較的手に入りやすいゲームなので、これから何かゲームを買おうと思っている人におすすめのゲームです。

64枚すべてのイラストが異なるのも見所です。

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[グルメ] キットカット 日本酒 を食べてみました

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普段あまりお菓子は買わないのですが、めずらしいフレーバーだったので「キットカット 日本酒」を買ってみました。ラミーやバッカスなど洋酒が入ったチョコレートはよくありますが、日本酒風味のものはほとんど見かけません。

キットカット 日本酒

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キットカット 日本酒は2016年2月1日に期間限定商品として発売されました。パッケージには一升瓶とサクラが描かれており、華やかな和の雰囲気が強いです。アルコールが0.8%使用されているので、お酒が苦手な方は注意が必要です。

小袋を開けると微かに日本酒の香りがします。
通常のキットカットと異なり、ホワイトチョコレートです。

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一口食べると、

うわ、酒だ

口の中全体に日本酒独特の風味が広がります。かなりはっきりと感じられるので、日本酒が苦手な人はこの時点でもうダメかもしれません。

チョコレート自体は普通の甘いチョコレートです。けれども口の中は日本酒を飲んだ後のような不思議な感覚です。

うまいな、これ

とりあえず試しに1枚だけと思ったのですが、おいしかったのでそのまま3枚全部食べてしまいました。てっきりインパクト重視のイロモノだと思っていたのですが、普通においしいですね。ただ、3枚で150円なので値段はちょっと高めです。

甘いものが苦手でなく、日本酒好きの人にぜひ試して欲しい一品です。

[映画] サプライズ

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両親の結婚35周年を祝うため、離れ離れに住んでいる家族が別荘に集まります。誰も使っていないはずの別荘なのですが、外の扉のカギが開いていたり、2階から物音がしたりと不審な点が……。

サプライズについて

サプライズはジャンルとしてはスリラーです。残酷描写があるため、R15+指定になっています。

両親を祝うために息子たちが集まり、晩餐が始まります。しかし、そこに突然ボウガンが打ち込まれ、一同は騒然とします。何も分からぬままパニックに陥っていると、ヒツジやキツネなどの動物のマスクをかぶった集団が襲ってきます。

果たして彼らは何の目的で一家を襲ったのでしょう。
そして家族は生き残れるのでしょうか。

ネタバレと感想

設定だけ聞くと、割とありふれた内容ですが、この映画はひと味違います。息子のひとり、クリスピアンが連れてきた彼女のエリンが超強いです。実は彼女にはクリスピアンにも話していない過去があり、サバイバル能力に非常に長けているのです。

家にある武器を駆使し、さらにトラップをしかけながら、襲い来るマスクの男達を次々に撃退していきます。その堂に入った殺し方は、もはやどちらが襲撃者なのか分からないほどです。

見所はもう1つあり、「実は○○が○○だった」という設定があります。これも結構ビックリする内容で意外性があって楽しめました。

また、殺し方のバリエーションが非常に多いです。ボウガンが突き刺さったり、首をかっきられたり、ワイヤーに突っ込んで首が切れたり、ハンマーで頭をつぶしたりと、さまざまな殺し方が出てきます。この辺り、苦手な人は無理そうですね。

それから劇中に何度も使われる曲があるのですが、これもかなり記憶に残ります。

1つ疑問として残ったのが、この家族たち以外の殺された人々です。この襲撃にはしっかりとした計画があります。しかし、他の殺された人はなぜ殺されたのでしょう。(隣人は口封じ?冒頭の2人は?)

Huluで見ることができるので、グロ描写が苦手ではない人はご覧になってみてはいかがでしょうか。

原題は「YOU’RE NEXT」(次はお前だ)です。サプライズに比べるとこちらの方が秀逸ですね。襲撃者、エリンの双方に意味があるタイトルになっています。

[映画] キャビン

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人里離れた山奥にある別荘を訪れた大学生の男女5人。バカンスを楽しんでいると、そこに忍び寄る恐怖が……。物語は、このありがちな設定をあざ笑うかのように大きくうねり、予想だにしない展開になっていきます。

キャビンについて

ホラーにはある程度の定石があります。

たとえば「いちゃつくカップルは早々に殺される」「禁じられている行為を行い、呪いを解いてしまう」などなど、誰もがこのようなシチュエーションを目にしたことがあるでしょう。

キャビンでもそのような展開が登場するのですが、よくある山小屋ホラーでは終わりません。「どうせここからこうなるんでしょ?」という予想をしっかりと裏切ってくれます。ホラー映画を観ている人ほど驚きが大きいかもしれません。

予告編を見るとあえてそのような設定を取っていることが強調されています。

ありきたりな展開には食傷気味という方におすすめの映画です。

ネタバレと感想

かなりぶっ飛んだ展開で「そりゃ予想できないわ」というのが正直なところです。

別荘を訪れた男女。
それを監視する組織。

このくらいはよくある展開ですが、そこから先がとんでもないです。特に終盤はホラーがいきすぎて、もはやホラーではなくなってしまいます。何とも説明しがたいのですが、見てもらえれば意味が分かると思います。

とても見応えがあり、面白いのですが「結局何だったの?」というところが、はっきりしないので意外なラストを期待していると肩透かしにあってしまいます。一応、どういう意図で行われていたかという説明はあるのですが、その黒幕が明確化されません。

個人的には劇中の呼び方からクトゥルフ系を思い浮かべてしまうのですが、そういうビジュアルでもないんですよね。

また、個人的なつっこみどころとしては「システム解除簡単にできすぎだろ」というのがあります。終盤とんでもないことになるのですが、それを引き起こすスイッチが割とあっさり押されます。あそこまでめちゃくちゃになるのなら、もっと厳重に管理すべきだよなぁと思わずにいられませんでした。

ただ映画内容からいって、緻密に組み立てられたストーリーを楽しむ感じではないので、あまり細かいことを考えずに「えー、なんじゃこりゃ!」と思って観るのが正解かもしれません。

[映画] ブラック・ボックス ~記憶の罠~

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「ブラック・ボックス~記憶の罠~」は2005年に公開されたフランスの映画です。主人公のアルチュール・セリグマンは交通事故を起こし、病院で目覚めます。しかし、記憶があやふやで、昏睡中に意味の分からないうわごとを言っていたと看護師から伝えられます。

ブラック・ボックスについて

アルチュールは運転中に少年をはね、そのせいで事故を起こしたと思っていました。けれども、そんな少年はいなかったと看護師は言います。また、うわごとで言っていたという言葉のメモをもらうのですが、どれも意味が分かりません。

しかし、何かしらの真実が隠されているとアルチュールは考えます。

そこで兄に連絡を取ろうとするのですが、連絡がつきません。どうも彼は行方不明になっているようです。

何者かが彼を殺しに来るのか。
それとも自分が誰かを殺したのか。

アルチュールは思い悩みながら真実を突き止めようとします。

ネタバレと感想

シリアスな雰囲気で、幻想的なシーンがたびたび出てきます。それぞれのキーワードが何を意味するのか探しつつ、彼は頭の中の記憶(ブラックボックス)を解明しようとします。

看護師と話したり、兄の部屋を訪れたり、父に電話したり、警察と話したりと、謎を解き明かすために奔走します。

しかし、何とそれらのストーリーはただの幻想だったという拍子抜けの展開。

再び病院で目が覚め、今度こそ本当の隠された謎を解き明かそうとします。

一応キーワードの解釈はなされるのですが、「ああ、そうですか」くらいのレベルで驚きの真実とはとても言い難いです。むしろ「このキーワード必要か?」というのもいくつかあります。その辺はミスリードのためにあえて入れているのでしょうか。

ラストは海辺の断崖絶壁で犯人と対峙するという日本のドラマでもベタすぎて使われないような終わり方です。

「物語は衝撃のエンディングへ。」という謳い文句でしたが、期待以下の作品でした。

「テキサスはない」「シルヴァン・ガネムに殺される」「RP50」といったキーワードの意味はちゃんと明らかにされるので、それだけが救いですね。

[映画] デビル

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デビルは2011年に公開された映画です。「シックス・センス」で有名なシャマラン監督のアイディアを映画作家が映画化する「ザ・ナイト・クロニクル」という企画の第1弾として製作されました。舞台は、とある高層ビルのエレベーターの中です。

デビルについて

高層ビルで飛び降りがあり、刑事であるボーデンは現場に向かいます。死体はロザリオを握っており、不審に思いつつも状況から自殺と判断します。

その直後、同じビルでエレベーターが緊急停止し、事件が起きます。

エレベーターには見ず知らずの5人の男女が閉じ込められているのですが、ひとり、またひとりと中で無残な死を遂げていきます。

何とかエレベーターを修理しようとするも上手くいきません。それどころか、エレベーターの外でも被害者が増えていきます。

果たして彼らはなぜエレベーターの中に閉じ込められ、さらに命を奪われることになったのでしょうか。

ネタバレと感想

初めに言っておくと「シックス・センス」「ヴィレッジ」のようなアッと驚くオチが待っている訳ではありません。しかし、エレベーターとビルの中という限られたシチュエーションながらテンポが早く、ダレずに最後まで見ることができます。


偶然乗り合わせたかと思われた5人でしたが、実はそれぞれに居合わせた理由があります。それがこの映画のテーマでもあります。

タイトルがデビルなので、悪魔が関係しているのは想像がつくでしょう。

刑事のボーデンは現実主義で「悪魔なんてそんな訳がない」というスタンスで事件を解決しようとするのですが、どう考えてもおかしなことが次々起こるため、次第に考えが揺らぎ始めます。そして、実は自分も彼らと関係があったということに気づかされます。

この辺の伏線の張り方がシャマランっぽくて面白いです。

衝撃の結末、というには物足りないですが、ストーリーのテンポがよく、伏線の回収もあり、飽きずに最後まで見ることができます。シャマラン作品が好きな人におすすめの映画です。

ちなみにこの作品の監督、ジョン・エリック・ドゥードルはRECのハリウッドリメイク「レック/ザ・クアランティン」の監督です。
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