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[ボードゲーム] ハゲタカのえじき 紹介

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ハゲタカのえじきはバッティングゲームの代名詞的存在です。
メカニズムの名前としても使われており、「この辺は、ハゲタカ方式で行います」といった使われ方もします。

ハゲタカのえじきについて

ゲームは得点カードを取り合うことが目的です。得点カードは-5~10までの15枚あります。マイナスのカードを避けて、プラスのカードを獲得していき、終了時にもっとも合計得点が多い人の勝利です。

各プレイヤーは15枚のカードを持ちます。これには1~15までの数字が書いてあります。山札ではなく、手札となるので、すべてのカードを確認して構いません。

得点カードは裏向きの山札となっています。そこから1枚をめくり、そのカードを取り合います。

各プレイヤーは手札から1枚のカードを選び、全員同時に公開します。このとき、プラスの得点カードはもっとも大きな数を出したプレイヤーが、マイナスのカードはもっとも小さい数を出したプレイヤーが取ります。

そして、ここでバッティングが発生します。

同じ数字を出したプレイヤーたちはカード獲得に、からめなくなってしまうのです。

たとえば、山札からめくられた得点カードが10点だとします。もっとも得点が高いため、何とか手に入れたいカードです。

場には、15、15、14、14、13、10のカードが出ました。

15と14は同じカードを出した人がいるのでバッティングで無効です。そのため、カードを獲得するのは次に高い数字を出した13の人ということになります。

今度は-5点のカードが出たとします。

場には13、7、7、7、5、5のカードが出ました。

7と5はバッティングしているので無効です。そのため、13という大きな数字を出したにも関わらずマイナスのカードを取ってしまうことになります。

このバッティングこそがゲームのキモです。

ハゲタカのえじきの魅力

いかにバッティングを避けるか、いかにバッティングを狙うかが面白いゲームです。それがゲームのすべてと言っても良いでしょう。

思いがけないところでバッティングが発生すると非常に盛り上がります。

面白いゲームですが、プレイ時間はとても短いです。普通にやっても10分もかからないでしょう。慣れてくると1、2分で終わります。そのため、待ち時間を調整するにもちょっと足りないほどです。

学校の休み時間などに遊ぶのにちょうどいいかもしれませんね。

駿河屋で「ハゲタカのえじき」をチェック!


[トランプ] クレッシェンド

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クレッシェンドはプエルのトリコというサイトを運営されているりかちさん考案のトリックテイキングです。(ルールはコチラに公開されています)3人専用でトリックはソリスト対他2人で争われます。
ひげくまごろうさんがひげトリックテイキングゲーム大賞2015に選ばれていたので気になって遊んでみました。

クレッシェンドのルール

使用するカード

各スートのA~5とジョーカー1枚。合計21枚のカードを使います。
それぞれに7枚ずつの配りきりです。

カードの強さ

A>5>4>3>2

ジョーカーは2よりも低いランクの扱いとなります。そのため、フォローすれば必ず負けるのですが、リードする場合はスートを自分で決めることができます。

オークションフェイズ

ディーラーを適当な方法で決めます。ディーラーの左隣をフォアハンド、右隣をミドルハンド、ディーラーをリアハンドと呼びます。

フォアハンドから1巡のみのビッドを行います。宣言は切り札と何点を取れるかです。点数は15点以上から宣言することができます。それよりも強い宣言ができなければパスをします。もし全員がパスをした場合は、カードを集めシャッフルし、再び配り直します。

ビッドの点数が同じ場合、ノートランプ>スペード>ハート>ダイヤ>クラブの順で強くなります。

もっとも強いビッドをした人がソリストとなります。得点を得る機会があるのはソリストのみです。

プレイフェイズ

トリックはフォアハンドから始まります。ソリストからではないので注意してください。

トリックのルールは、通常のマストフォローのトリックテイキングのルールに準じます。ただし、ジョーカーだけはメイフォローで、どのタイミングでも出すことができます。

得点

この点数計算がかなり独特で、なおかつこのゲームの根幹です。点数は単純なトリック数やカードの得点ではなく、何トリック目を取ったかで決まります。

何トリック目かがそのまま点数になっており、1トリック目ならば1点、2トリック目ならば2点、そのまま順に7トリック目ならば7点となります。

そのため、5トリック目、6トリック目、7トリック目を取れると思うならば「スペードの18」というようにビッドすることができます。同様に4、5、6、7トリックが取れると思うならば、「ハートの22」のようなビッドが可能です。

ビッドより多くの得点を取った ⇒ 獲得点数がそのまま得点に
ちょうどビッドの得点を取った ⇒ ビッドの2倍の得点
ビッドに届かなかった ⇒ ビッドした点がそのままマイナスに

これを何ゲームか行い、合計得点がもっとも高いプレイヤーの勝利です。

クレッシェンドを遊んでみた感想

通常のトリックテイキングとは、かなりプレイ感が異なります。通常ならば最初から切り札狩りなどをして、それから安全にプレイすることがありますが、クレッシェンドの場合、序盤の得点が低いため、そういった常套手段が通じません。

1、2、3トリックで負けたとしても6トリック目を取れば同じのため、序盤は無理して勝つ必要がありません。(もちろんビッドの数にもよりますが)

今回は12ディールほど行ったのですが、なかなか感覚がつかめないまま終わってしまいました。

手札次第で勝つことはできるのですが、これをピッタリ当てるとなるとかなり難易度が上がります。ただ、オーバーしても問題はないので、そういった意味で楽といえば楽です。

また、得点できるのはソリストだけなので、手札がこない場合はずっと得点できません。ソリストが失敗すれば他2人に得点が入るなどのルールがあれば、その辺りがもう少し緩和されるかなという気がします。もともと使うカードが少ないこともあり、手札運は強めです。

それからこのゲーム、点数はどうやって記録するのでしょう?
誰が何トリック目を取ったかが重要なため、今回は別のゲームの1~7のカードを使い、トリックを取ったときにそのカードも取るようにしていました。何かもっとスマートなやり方があるのでしょうか。

この「何かいつもと違う……」という感覚はトリックテイキング慣れしている人ならではと思います。そのためトリックテイキング玄人向けのゲームかなという印象でした。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] アンタークティカを初めてプレイした感想

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アンタークティカは南極を舞台としたボードゲームです。
未来の南極で資源を採掘したり、建物を建てたりして、マジョリティを競い合って高得点を目指します。

アンタークティカについて

アンタークティカは手番順がちょっと特殊です。ボード上には各プレイヤーの船コマが置かれており、そこを太陽マーカーが通過していきます。太陽マーカーが着いたエリアの一番最初のマスに船を置いているプレイヤーがアクションを行います。

そのため、連続して同じプレイヤーがアクションを行うことがありますし、逆にしばらく自分の手順が来ない場合もあります。また、アクションを行う前に、船を別なエリアに必ず移動させなくてはなりません。

手番で行えるアクションは4つあります。

  1. 科学者の雇用
  2. 調査トラックの前進
  3. 船の建造
  4. 建物の建造

行えるアクションは自分の船がどこに置かれているかによって決まります。自分の船が置かれていないエリアのアクションは行うことができません。建物を建てる際は、同じエリアに同一のものを建てることは不可です。

  • 誰かが最後の科学者をボードに置いた
  • 誰かが最後の建物を建て、建築カードの山札が切れた

いずれかの条件を満たすと、ゲームは即座に終了します。(そのターンを最後までやるわけではありません)

ゲームが終了したならば、各エリアにある科学者の数、調査トラック、建てた特定の建物の数、消費した資源の4つの得点計算を行います。

合計得点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。

アンタークティカを遊んだ感想

カードはありますが、アイコンで効果が示されているため、言語依存はありません。また、コマの種類も多く、どんどん盤面が賑やかになっていきます。

ジャンル的にはエリアマジョリティです。

得点はいわゆる王と枢機卿方式で、1位が全体にあるコマの数、2位が1位が置いたコマの数、3位が2位のコマの数と獲得します。そのため、単独で大きく得点することは難しく、自然と他のプレイヤーとの争いになります。

僅差でエリアを制していく必要があるので、いかに効率良く得点を稼ぐかを綿密に計算してコマを置いていかなければなりません。この辺り、好きな人にはたまらないのではないでしょうか。

ただ、いかんせん展開は地味で、常に他プレイヤーと争う必要があるため、万人に受けるゲームとは言い難いです。得点計算も最後だけ行われるので、途中で誰が勝っているかも分かりづらいです。

高評価の人も多いようですが、個人的には「そんなにかなぁ」といった感じです。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] Through the Ages: A New Story of Civilization

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2015年発売のスルーザエイジの新版をプレイしました。
3人で3時間半ほどかかった重量級のゲームです。

スルーザエイジについて

スルーザエイジは文明を築き上げていくボードゲームです。各プレイヤーは建物や指導者、驚異などのカードを獲得し、軍事力を整えて他国と争っていきます。いわゆるCiv系と呼ばれるジャンルのボードゲームになりますが、その中でもこれが一番複雑だと思います。盤面に並べられたカードを取得していくので、ネイションズと似ているのですが、難易度は格段に高いです。

[ボードゲーム] Through the Ages(スルー・ジ・エイジズ)紹介

2015.10.30

[ボードゲーム] Through the Ages と Nations の比較

2014.01.10

今回は3人で最後まで遊んでみたので、旧版との違いについて触れていきます。

旧版と新版の違い

サイズ

全体的にサイズが大きくなっています。

カードは一回り大きくなり、ボードはカテゴリごとに切り離され、前よりもかなり場所を取るようになりました。また、内政アクションと軍事アクションの小さなコマは通常のキューブの大きさになっています。内箱のトレイには各時代のカードを分けて収納することが可能です。

コンポーネント

カードのイラストは格段にきれいになりました。立体感あるイラストになり、前よりも文明の雰囲気を感じられます。キューブはクリスタルのような透明感あるもので、この辺りもリッチに感じます。実際のところ、このコンポーネントの違いだけで旧版を持っている人でも十分に買う価値があります。

処理の順番

corruption(汚職)のタイミングが変わりました。旧版では生産してから汚職の処理をしていたのですが、新版は生産前に汚職処理があります。そのため、汚職を気にせずに生産できるようになりました。

カードの違い

全体的にコストが軽減されています。特に必要サイエンスポイントが減っているため、前よりもカードを出せる機会が増えました。これにより、手番にできることが増えたため、旧版よりも時間がかかる印象です。

スルーザエイジを遊んでみた感想

旧版は何度か遊んだことがあるのですが、数年前のことなので、だいぶルールは忘れていました。しかし、遊ぶうちに段々と「そうそう、このゲーム終始キツいんだった……」と思い出してきました。

食料と鉱山をアップグレードして基礎力を高めようとしたのですが、中盤のイベントでアクションがほぼできないターンがあり、それによりほぼ詰んでしまいました。以降、食料が余り、資源が足りないという展開になり、軍事力を諦めざるを得ない状況に陥ります。

スルーザエイジでは軍事力がないと割と詰みます。というのも、相手から戦いを仕掛けられると資源や得点が奪われていくので、どんどん差が開いてしまうのです。

後半、ガンジーの力を借りつつ、何とかしのぐものの、さすがに耐えきれなくなり点数を奪われていきます。それでも最後までやり通しました。(当然3人中3位でした)

Civ系の中でもトップクラスにハードルが高いです。

処理が複雑ですし、手札もあるので周りからアドバイスを受けることも難しいです。ただ、戦略性や展開の豊富さという面で見れば相当面白いです。旧版の質素なイラストからカラフルなイラストに変わったため、それもまたゲームの楽しさの一因になっています。

また、言語依存があるため、スムーズに遊ぶためには日本語化が必要です。この何百枚もあるカードをすべて日本語化すると思うと、それだけでもハードルは高いです。(日本語版の情報も一瞬出たのですが、なかったことになりそうですね……)

Civ系が好きならば非常におすすめのゲームです。
できれば経験者と一緒に遊ぶのがおすすめです。

ちなみにわたしは旧版を遊んだときルール間違いを何十回としました。これまで遊んだゲームの中でもっともルール理解に苦戦したゲームです。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] 2015年まとめ

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2016年となりました。今年もよろしくお願いします。
今回は2015年に購入した、または、いただいたもののボードゲーム・カードゲームのまとめです。

2015年に購入したボードゲーム・カードゲームリスト

01.フェレータ

2つの陣営を上手く渡り歩きながら得点を目指します。
チーム戦ながら裏切り要素があり、途中で陣営を変えることもできます。

02.Art of War

2人用のカードゲームです。
カードの種類は6種類しかありませんが、デッキ構築要素があります。

03.ギャングスターパラダイス

正体隠匿系ゲームです。
勝ちパターンがいくつかあり、陣営も複数あるのでいろいろな遊び方があります。

04.裏切りの工作員

正体隠匿系ゲームです。
未プレイ。

05.Sky Tango

イラストがキレイなカードゲームです。
太陽や月が描かれたカードを並べていき、得点を目指します。
2対2のチーム戦で遊ぶこともできます。

06.バロニィ

一時期とても話題になった陣取りゲームです。
各プレイヤーごとのフィギュアが用意され、コンポーネントも美しいです。
シンプルなルールながら息苦しい駆け引きを楽しめます。

07.ヒストリア

文明系ゲームです。
手札のカードを出すことでアクションを行い、ボード上で軍事レベルや技術レベルを上げていきます。手札を回収するタイミングが重要な他の文明系のゲームとは毛色が違う作品です。

08.ランカ

2人用の囲碁をモチーフにしたゲームです。
ボード上に三角のタイルを配置し、陣取りを行います。

09.パッチワーク

アグリコラやカヴェルナでお馴染みのウヴェ・ローゼンベルクの2人用ゲームです。
タイトル通りボード上で布タイルを組み合わせてパッチワークを行います。

10.パンデミックダイスゲーム:完全治癒

パンデミックをダイス化したゲームです。
手順や準備が簡略され、さらにリプレイがしやすくなっています。
パンデミック同様、ダメなときはまったくダメという絶望感を味わえます。

11.ドミニオン:陰謀

ドミニオンの拡張セットです。
相手を妨害するカードが増えています。

12.ラ・グランハ

農場経営のボードゲームです。
1枚のカードに4つの役割が与えられており、どれを使うかが悩ましいゲームです。

13.パスファインダーアドベンチャーカードゲーム

デッキ構築+協力ゲームです。
敵を倒し、アイテムや装備、スペルを集めながらシナリオクリアを目指します。

14.ebbes / エッベス

トリックテイキングです。
切り札やプラス、マイナスといった役割がトリック中に決まっていくという独特なゲームです。

15.ドミニオン:異郷

ドミニオンの拡張セットです。

16.漁村においでよ!

協力型のカードゲームです。
地上げ屋の妨害を避けつつ、漁村に人口を増やしていくことを目指します。

17.タロットオブロカ

タロットを使ったトリックテイキングです。
未プレイ。

18.デッド・オブ・ウィンター

正体隠匿+半協力のボードゲームです。
全体の使命と個人の密命があり、さらに裏切り要素があります。

19.ナショナルエコノミー

カードを使って行うワーカープレイスメントです。
初めてプレイしたときは、かなり衝撃を受けました。

20.フタリマチ

2人用ゲームです。
未プレイ。

21.アルルの丘

2人用のワーカープレイスメントです。
農場運営するのですが、初めは選択肢の多さに呆然とします。
ソロプレイでも十分に楽しめます。

22.EPIC

TCG的なカードゲームです。
未プレイ。

23.ナンジャモンジャ

なんとも言えないモンスターのような生物に好き勝手に名前をつけていきます。
記憶力がものをいうゲームですが、とても盛り上がります。

24.妖怪つみつみショーギ

妖怪ウォッチのキャラクターを使ったボードゲームです。
ショーギという名前ながらデッキ構築要素があり、コストの概念や多数の特殊能力がある本格的なゲームです。

25.ストリートファイターライバルズ

ストリートファイターのキャラクターを使った2人用のカードゲームです。
格闘ゲームさながらの読み合いが楽しめます。

2015年購入したボードゲームを振り返って

特に個数を意識している訳ではないのですが、2013年が26個、2014年が25個、2015年が25個とほぼ同じような個数を買っていることが分かりました。

この年に買ったゲームの中で、まず印象深いのがギャングスターパラダイスです。1度遊ばせていただき、とても面白かったのですぐに購入しました。人数が多い方が楽しめるので、最近はあまり遊べていませんが、買った当時は何度も遊びました。

[ボードゲーム] ギャングスターパラダイスを初プレイ

2015.03.15

ヒストリアも何度も遊んだゲームです。
リソース管理などではなく、いかに効率良く手札を回していくかが重要なゲームで、それなりにいろいろな戦略を考えたりもしました。

[ボードゲーム] ヒストリア考

2015.06.29

記憶に新しいのがナショナルエコノミーです。
カードを使ったワーカープレイスメントで、それほど時間もかからないため、繰り返し遊びたくなる魅力があります。より遊びやすくするために、自分でコンポーネントも工夫しました。

[ボードゲーム] ナショナルエコノミー3人戦(全員所有者)と収納方法

2015.12.18

新作という訳ではないのですが、この年はドミニオン熱が再発した年でもあります。
それまで基本しか遊んでいなかったのですが、再び面白さに目覚め、拡張を2箱買いました。

[ボードゲーム] ドミニオン熱

2015.10.13

他にもバロニィ、ラ・グランハ、アルルの丘と名作が多い年でもありました。ラ・グランハは初めて日本語化を試みた記念の作品です。

[ボードゲーム] ラ・グランハ日本語化への道

2015.08.18

とりあえず購入したゲームはこんな感じなのですが、プレイしたゲームはまだまだあるので、それはまた別の記事でまとめたいと思います。

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] 2015年遊んだゲーム・面白かったゲーム

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前回の記事では2015年に購入したボードゲームについてまとめました。
今回はそれも含めて、2015年に遊んだゲームの中での特に面白かった5作品を選びます。

2015年ボードゲーム ベスト5

ドッペルコップ

トランプを使った4人用のトリックテイキングです。あるときはチーム戦、あるときは1対3とゲームによって戦い方が異なります。チームの決め方にもいくつかあり、遊ぶたびに違った面白さがあります。

[トランプ] ドッペルコップを遊びました

2015.09.24

アルルの丘

2人用のワーカープレイスメントです。初めてプレイしたときは、あまりの選択肢の多さに驚いたものですが、慣れてくるとそれぞれのアクションのつながりが見えてきて、面白さが広がります。現時点で2人用のベストゲームかもしれません。

[ボードゲーム] アルルの丘の注目すべきアクションと建物

2015.04.21

ヒストリア

他のCiv系と比べるとだいぶ毛色が違いますが、独特な面白さがあります。どのタイミングでどのカードを使うかが頭を悩ませます。またプレイ人数が1~6人と幅広いのも特徴の1つです。

[ボードゲーム] ヒストリアを初プレイした感想

2015.05.19

ナショナルエコノミー

Twitterで絶賛の声が多く、どんなものか気になって購入したゲームです。オーソドックスなワーカープレイスメントながら、ストックのお金と家計のお金が別々というのが大きなポイントになっています。それほど時間もかからないので、「もう1回!」となりやすいゲームでもあります。

[ボードゲーム] ナショナルエコノミーを初プレイした感想

2015.12.07

グランド・オーストリア・ホテル

これをやりたいけど、その前にこれをやらなければならない。でも、そのためにはこっちを先にする必要が。いや、それよりもこっちの方が効率がいいかも……。こういった悩ましさが常にあるゲームです。いろいろな手順が考えられるため、ダウンタイムが長くなりがちですが、それを上回る面白さがあります。

[ボードゲーム] グランド・オーストリア・ホテルを初プレイした感想

2015.12.12

2015年はトランプを使ったトリックテイキングをいろいろ遊んだ年でした。中でもドッペルコップは群を抜く面白さで、すべてのゲームを合わせても2015年ベストかもしれません。また、2人用トリックテイキングのスーパートランプも20回以上は遊びました。

遊んだ回数でいうと、ギャングスターパラダイス、ファイブ・ハンドレッド、ドミニオン、ネイションズなどをよく遊びました。ネイションズは今年発売される拡張が今から楽しみです。

もっとも盛り上がり、笑いがあったのはナンジャモンジャです。これを遊んで笑いが起きないことはありませんね。未だにいくつかの名前が記憶に残っています。

以下は今年遊んだゲームの一覧です。カテゴリを「トランプ」「2人用」「1時間未満」「1時間以上」と大きく4つに分けています。ざっと数えたところ100タイトル以上はあるので結構いろいろ遊んでいるのではないでしょうか。

2015年に遊んだボードゲーム・カードゲーム

トランプ

  • ドッペルコップ
  • クレッシェンド
  • ファイブ・ハンドレッド
  • ノーティス
  • スカート
  • ギロチン
  • スーパートランプ
  • 大老二
  • ナインティナイン
  • ミゼルカ
  • ピケット

2人用

  • ストリートファイターライバルズ
  • パッチワーク
  • ブルームーン:レジェンド
  • 数エーカーの雪
  • ル・アーブル内陸港
  • アルルの丘
  • ガイスター
  • Art of War
  • タルギ
  • 妖怪つみつみショーギ
  • バトルフォーヒル218
  • おでかけブロックス
  • ランカ

1時間未満

  • ごいた
  • ナショナルエコノミー
  • 天九紙牌
  • ナンジャモンジャ
  • はんか通骨董市
  • 5本のきゅうり
  • レジスタンス:アヴァロン
  • ロイヤルグッズ
  • ペッパー
  • プラムの法則
  • ドミニオン
  • バロニィ
  • オリジン
  • イスタンブール
  • ファラ・オー・オー
  • ムガル
  • 傭兵隊長
  • スカイアイランド
  • THE GAME
  • ゲシェンク
  • ギャングスターパラダイス
  • ラー
  • ネイションズ:ダイスゲーム
  • ブラックスパイ
  • プリンセスエスコート
  • ボトルインプ
  • スカイタンゴ
  • ファブフィブ
  • 俺の街
  • 髑髏と薔薇
  • ポイズン
  • 操り人形
  • リア充爆発しろ
  • ティンダハン
  • キャメルアップ
  • アベカエサル
  • キングオブニューヨーク
  • ベガス
  • コロレット
  • ポテトマン
  • フェレータ
  • クク21
  • お邪魔者
  • パンデミックダイスゲーム:完全治癒
  • カカオ

1時間以上

  • スルーザエイジ新版
  • ニエット
  • アンタークティカ
  • フードチェーンマグネイト
  • モンバサ
  • デッド・オブ・ウィンター
  • グランド・オーストリア・ホテル
  • ネイションズ
  • 漁村においでよ!
  • カヴェルナ
  • パスファインダーアドベンチャーカードゲーム
  • ノイシュヴァンシュタイン城
  • ウィザード
  • アクアスフィア
  • 曼荼羅
  • キメラ
  • ケメト
  • テラミスティカ
  • ブルームサービス
  • ラ・グランハ
  • ヒストリア
  • エリジウム
  • マルコポーロの足あと
  • マングロービア
  • ダイヤモンドクラブ
  • オルレアン
  • ロール・フォー・ザ・ギャラクシー
  • キーマーケット
  • ケイラス
  • オロンゴ
  • メトロポリィス
  • 黄金時代
  • ダンジョンクエストクラシック
  • エッベス
  • グレート・ジンバブエ
  • アークライト

ボードゲームが安い「駿河屋」

[ボードゲーム] ニエット(4 in 1版) 紹介

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「トリックテイキングゲーム」マニアのために
と題された「4 in 1」というゲームがあります。こちらはタイトル通り、1箱で4つのトリックテイキングが楽しめるようになっています。
今回紹介するのは、その中の1つ「ニエット」です。

ニエットについて

ニエットは2~5人用のトリックテイキングです。2015年にリメイクされ、ニエット単独で発売されました。そちらはまだ未プレイなのですが、いろいろ話を聞いたところ、4 in 1版よりもだいぶ遊びやすくなっているようです。

ニエットでは60枚のカードを用います。この構成がちょっと変わっており、0が3枚、1、2、3、4、5、6、8、9がそれぞれ1枚、そして7が4枚あります。この15枚×4スートで全部で60枚です。

ニエット最大の特徴は、ラウンド開始時に、まず今回どのようなゲームをするのかというルールをみんなで決めるところにあります。

ゲームボードがあり、そこには「スタートプレイヤー」「最初に捨てるカード」「切り札の色」「スーパートランプ」「カードの得点」の5列が描かれています。そこにディーラーから順番にニエットマーカーを置いていきます。置かれたところは今回選ばれないため、各行で残った1カ所が今回のルールとなります。

すべての行が1カ所ずつ空いている状態になったならば、スタートプレイヤーに選ばれたプレイヤーは今回の自分のパートナーを決めます。スタートプレイヤー&パートナーとその他全プレイヤーはそれぞれチームとなり、取ったトリックを共有します。

トリックテイキングはマストフォローで行われます。切り札とスーパートランプは同じスートとして扱われ、どちらかでリードされたならば、どちらかでフォローしなければなりません。

すべてのトリックが終わったならば今回のルールに従って得点計算を行います。得点は個人ではなく、チームとしての得点になり、どちらの側にも得点が入ります。

2人・4人ならば8ラウンド、3人ならば9ラウンド、5人ならば10ラウンドをプレイして、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。

ニェットを遊んでみた感想

何年か前に1度遊んだことがあったのですが、先日久しぶりに遊んでみました。

4人でのプレイで8ラウンド行い、2時間ほどかかりました。説明書には所要時間約30分とあるのですが、そんなに早く終わりますかね??

当時遊んだときは、そこまで印象に残るゲームでもなかったのですが、改めて遊んでみるとなかなか面白いゲームだと感じました。ビッド系のトリックテイキングだと競り勝った方だけに得点が入るのですが、ニエットでは全員に入るので、そこまで得点差がつきません。

4 in 1版と新版の主な違いは、カードの構成、ボード、ニエットマーカーです。複数枚あるカードが新版では1種類だけになり、ニエットマーカーもプレイヤーごとにデザインが変わっているので、誰がどこに置いたか分かりやすくなっています。4 in 1版は黒一色なのでその辺も記憶しておく必要があります。

チーム戦のトリックテイキングを遊んでみたいという人におすすめのゲームです。

ちなみに Nyet というのはロシア語で No を意味します。今回はそのルールがイヤ!ということですね。新版のイラストもロシアをイメージしているようです。

駿河屋で「ニェット!」をチェック!

[映画] 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!

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去年に引き続き、今年も甥と妖怪ウォッチの映画を観てきました。観ている途中で「これってむしろ大人向けに作られているのでは?」と感じるような内容です。

[映画] 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!

2014.12.23

エンマ大王と5つの物語

タイトルにもある通り、今回の映画は5つの短編が入ったオムニバス形式になっています。世にも奇妙な物語のタモリに扮したウィスパーがそれぞれの導入をしてくれます。

EP1 妖怪になったケータ

アニメの主人公である天野ケータが妖怪になってしまう話です。
妖怪「フウ2」となったケータは成績優秀でスポーツ万能なユウトに取り憑き、彼の悩みを解消しようとします。

EP2 ジバニャンの華麗なる作戦

未来の世界にタイムスリップしたジバニャン、ロボニャンF型、ブシニャンが、ジバニャンの生きていたころの飼い主であるエミちゃんの手助けをしようと奮闘します。

EP3 コマさん 家に帰る

母親から手紙を受け取ったコマさんとコマじろうは里帰りをします。帰ると母親から「弟ができた」と報告されます。けれども、その弟はどう見ても人間で……。母ちゃんの姿はかなりインパクトで一見の価値ありです。

EP4 USAピョンのメリークリスマス

サンタ当番となったUSAピョンがイナホと一緒に子供達にプレゼントを配っていきます。子供達の中に「プレゼントはいりません」と手紙を書いた子供がいて、その理由を探ります。

EP5 妖怪ワールドへ行こう

妖怪評議会の議長ぬらりひょんは人間と妖怪の交わりを一切禁止するお触れを出します。それに納得がいかないジバニャンたちはぬらりひょんの元へと直訴に行きます。

すべての物語のキーパーソンは、妖魔界の王様であるエンマ大王です。エンマ大王はそれぞれの物語のちょっとずつ干渉しているのですが、なぜそのようなことをしていたのかが最後に明らかになります。

妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!の感想

泣かせる要素が強く入っており、果たして小さい子供が本当に楽しめるのだろうかと思いながら観ていました。もちろんちょくちょく笑いの要素が入っているので、そこで子供たちは笑っていました。

あまりにも感動系のエピソードが多くないかと感じる人もいるかもしれませんが、最後のエピソードを考えればそうせざるを得ないでしょうね。単に笑わせるようなエピソードを入れてしまうと、ラストの話がぶれてしまうと思います。

見に来た子供たちよりも、むしろ一緒に見に来た両親向けの映画なのかなと感じました。

また、今回初めてイナホがしゃべっているところを観たのですが、あまりにも早口でよく聞き取れないシーンが何度かありました。演出上仕方ないのかもしれませんが、他の人はどうなのでしょう……。


[ボードゲーム] PALA(パーラ) 紹介

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パーラは3~5人用のトリックテイキングです。
「点描画法」「印象派」という2つのルールが入っており、それぞれ違った面白さがあります。変わり種のトリックテイキングは多いですが、パーラもなかなか特殊なトリックテイキングです。

PALA(パーラ)の特徴

パーラは他のトリックテイキングと比べて、大きく変わっている点がいくつかあります。

  1. トリックの途中でリードスートが変わることがある
  2. 1度に2枚のカードを出すことがある
  3. ボードとチップがコンポーネントに入っている
  4. 色によってランク(数字)の構成が異なる

特に上記2つは大きな関わりがあり、このゲームの特徴を決めています。

パーラのスートは色です。

色はプライマリーカラーである赤、青、黄、セカンダリーカラーである橙、紫、緑の6色あります。つまり6スートということになりますね。

トリックはマストフォローで行われるため、赤でリードされたら赤で、緑でリードされたら緑でフォローしなければなりません。

通常のトリックテイキングでは、リードスートをフォローできない場合、別のスートを出してトリックに負けるか、切り札を出してそのトリックに勝つことが主な流れです。

しかし、パーラではリードスートの色を混ぜて、別な色にすることができます。

たとえば、リードスートが赤の5だとします。あなたは赤を持っていません。そこで、その赤のカードの上に、自分の手札から黄の2のカードを乗せます。すると、赤+黄=橙、5+2=7で、リードスートが橙の7になります。

このシステムがパーラの特徴であり、他のトリックテイキングとの大きな違いです。

リードスートが橙になったため、さらに手札から橙の3を出してフォローします。以降の人は赤ではなく、橙でフォローしなければなりません。

PALA(パーラ)のルール

点描画法

トリックを獲得することを目指します。トリックを始める前にチップを使ってビッドを行い、ビッドした色のカードを獲得することで得点となります。

印象派

トリックを取らないことを目指します。トリックを始める前に、それぞれのスートの役割を決めていきます。スートの役割は主に失点の大きさを決めます。

個人的には印象派のルールの方が好きです。通常、1枚のカードが1点、2点といった失点となるのですが、FACEという役割となったスートは、そのカードの数字がそのままマイナス点となります。そのため、1枚でマイナス9点となったりして、大きく場が荒れます。1ディールで点数が大きく変わるので逆転要素が強いです。

勝てると思ったトリックで負けたり、負けると思っていたトリックで勝たされたりと、なかなか思い通りにいかないトリックテイキングです。もう何度も遊んでいますが、たまに取り出して遊びたくなるゲームです。

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[ボードゲーム] FABFIB(ファブフィブ) 紹介

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ファブフィブは3~10人で遊ぶことができるカードゲームです。
いかに上手くウソをつくか、またはウソを見抜くかが重要なゲームで、シンプルなルールながらとても盛り上がるゲームです。

FABFIB(ファブフィブ)について

ファブフィブでは3枚の手札を使います。自分の手番になったならば、そこから好きな枚数のカードを交換します。3枚すべてを交換してもいいですし、まったく交換しなくても構いません。

交換が終わったならば、手札の3枚の数字を大きい順に言っていき、3ケタの数字にします。この際、実際のカードと違う数を言っても構いません。ウソをついてもオーケーです。

たとえば、自分の手札が2、5、5ならば「522」と数字を宣言します。この際に必ず大きい順に並べる必要があるので「252」と言ってはいけません。

次の手番のプレイヤーは、

  1. その宣言を信じてカードを受け入れる
  2. 宣言を信じずにカードを受け入れないで公開する

のどちらかを選びます。

カードを受け入れたならば同様に0~3枚のカードを交換し、先ほどの手順を繰り返します。ただし、宣言できるのは先ほどよりも大きい数です。そのため、もしいいカードがこなければウソをつく必要があります。

カードを公開した場合、宣言が正しければ自分が、宣言が誤っていればそのプレイヤーがカードに描かれているドクロの数だけのダメージを受けます。自分のライフ以上のダメージを受けてしまったならばゲームから脱落します。

これを繰り返し、最後まで生き残ったプレイヤーがゲームに勝利します。

FABFIBで行われているテクニック

もともとブラフ系が得意なメンバーが多いので、さまざまなテクニックが使われています。

  • わざと間違う

これをやられるとかなり厄介です。宣言する際に、「えーと、867。いや。やっぱり877」などといかにもカードを持っていない風を装って、宣言を間違えます。すると次のプレイヤーは『カード持っていたら、そんな間違いしないよな』と思って、ダウトを指摘し、やられてしまいます。

もちろんただ間違えているだけのケースもあるので、人によって見極める必要がでてきます。

  • 数字を小さく言う

たとえば手札が「652」のときに、わざと「650」などと宣言します。カードを受け取った次のプレイヤーはまったく交換せずに「651」と数字をアップさせます。すると、次のプレイヤーがとても混乱します(笑)さらに受け取って交換しないまま「652」などと宣言すると、その次のプレイヤーは『さすがにこれはウソだろ……』と思って引っかかってしまいます。

FABFIBの魅力

わたしが持っているファブフィブはタンサンファブリークによってリメイクされた日本語版です。このファブフィブはライフカウンターや説明書もすべてカードで作られています。そのため、別なケースに移し替えたときに「あれ?説明書どこいったっけ?」といった心配もありません。これもうれしいポイントですね。

ルールが簡単で、それほど時間がかからず、10人まで遊べるので、ちょっとした時間調整にもちょうどいいです。

ちなみにルールの1つとして、手札が3枚とも0の場合は「1,000」と宣言して、そのラウンドのゲームに勝利し、ライフが12まで回復するというものがあります。何回か遊んでいますが、まだこのシーンはお目にかかったことがありません。もし出ればかなり記憶に残りそうですね。

駿河屋で「ファブフィブ」をチェック!

[ボードゲーム] Haggis(ハギス) 紹介

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ハギスは2人、または3人で遊ぶことができるカードゲームです。
大富豪のように手札をすべて出し切ることを目的とするゴーアウト系のゲームです。

ハギスについて

ハギスのカード構成はかなり独自です。

5種類のスートに2~10までの数字、さらにジャック、クイーン、キングがスートに属せず独立して存在します。ジャック、クイーン、キングは各プレイヤーが必ず使うことができ、それぞれの前に表に置かれています。

ゲームはベットから始まります。ベットはノーベット、リトルベット、ビッグベットのいずれかです。全員がベットすることができ、他のプレイヤーと同じベットをしても構いません。

カードの出し方は大きく分けて3種類です。

セット

1~8枚までの同じ数字を同時に出します。5スートなのに8枚まで出せるというのは、ジャック、クイーン、キングがオールマイティとして使えるからです。

正確に言うと、ジャック、クイーン、キングは自分以下のランクのカードとして使うことができます。そのため、ジャックをキングとして使うことはできません。

シーケンス

ランとも呼ばれ、同じスートで連続した数字を3枚以上同時に出すことができます。また、ランはペアとして出すこともできます。(8、8、9、9の2ペアのランなど)

ボム

ボムは特別な役で、上記の出し方を無視して出すことができます。ボムが出されたら以降のプレイヤーは、より強いボムを出していくことができます。

基本的なルールは前の人が出したものと同じ組み合わせでカードを順番に出していきます。その際、前の人と同じ組み合わせで、なおかつより強いコンビネーションでなければなりません。これを繰り返していき、もっとも早く手札をなくすことを目指します。1人を除いて、すべてのプレイヤーが手札をなくしたならばラウンド終了です。

ショートゲームでは250点、通常ゲームで350点を獲得したプレイヤーの勝利です。

ハギスを遊んでみて

多くのゲームと違い、全員がボムを使える状態でゲームを始めるため、運の要素が軽減されます。また、スコアリングでは残っている手札の枚数も得点に関係してくるため、負ける場合でも、より被害が少ないように負ける必要があります。

基本ルールは大富豪と同じような感じなので、そこまで戸惑うことはありません。
大富豪よりも戦略性が求められるゲームです。トランプの大富豪が好き、または大富豪に飽きてきた、大富豪では物足りないという人におすすめのゲームです。

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[ボードゲーム] カヴェルナ ミニ拡張セット を遊んでみました

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ゲームマーケット2015秋の会場で販売されたカヴェルナ ミニ拡張セットで遊んでみました。
水の拡張タイルと青い紋章のタイルの2つのボードが追加され、合計10枚のタイルが追加されます。これらのタイルも通常のタイルと同様に初めからすべてが並べられます。

カヴェルナ ミニ拡張セット

今回は3人で遊んでみました。全員が経験者で、うち2人が所有者です。

まず注目したのが「寄宿舎」です。タイル2枚分の大きさがある時点で目を引くのですが、その効果も強力です。

寄宿舎 木8 石6 1点
このリビングは3、4、5、6人目のドワーフ用になります。

これを作ってしまえば、もうリビングを作る必要がなく、家族を増やし続けることができます。コストもそれほど高くなく、タイル2マスに家族が4人収容できれば他のタイルを置く余裕もできます。

というわけで、わたしはまずこの寄宿舎を狙うことにしました。

大まかな戦法を説明をすると、わたしがとにかく増員し最速で6人を目指し、1人は探索を重視しつつロバで食料をまかない、もう1人は探索しつつ事務室でタイルをはみ出していくという感じです。2人が探索をしていたので、わたしはひとまず探索を諦め、まずは食料基盤を作ることにしました。

いつもは採掘場からのロバでまかなうのですが、今回は違う方法を試そうと思い、早々に畑を準備して調理場でまかなうことにしました。

調理場 石2
小麦+野菜 ⇒ 食料5

これで収穫のたびに食料10が確保できます。

さらに終盤の食料を楽にするために、平和広場も作りました。

平和広場 木2 石2
武器をいつでもその戦力と同じ数の食料に交換できる。

これにより最後の収穫分の野菜と小麦はそのまま残すことができます。

あとは余っている資源を使いながら、得点をアップさせる方法を考えていきます。

野菜と畑により食料がまかなえるようになったので、家畜はそのまま残すことができました。最終的な盤面は以下です。

160112_2

マスもしっかり埋まり、減点もなく、充実したボードになりました。

得点も91.5対83.5対51.5で勝つことができました。

カヴェルナ拡張タイルを遊んでみての感想

やはり寄宿舎が強いです。これにより他のタイルを置けるスペースも増えるので、ボーナスを獲得できるチャンスが増えます。今回、木を確保し忘れたため、最後ラウンドでボーナスがそこまで伸びませんでしたが、資源さえあればもっと得点が伸びていました。

また、拡張タイルの中には、置ける場所が決まっているものもあるので、あらかじめどこに何を置くべきなのか計画性が求められます。うっかりタイルを置いてしまうと、どうやっても建てられなくなってしまうので注意が必要です。

一般的な拡張のようにルールが増える訳ではなく、単にタイルの種類が増えるだけなので、カヴェルナを持っている人は最初から導入しても問題ないですね。

駿河屋で「カヴェルナ」をチェック!

[ボードゲーム] インシディアス7 紹介

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インシディアス7は2~5人用のトリックテイキングゲームです。
5スートそれぞれに0~7の数字があり、合計40枚のカード構成になっています。また、そのラウンドの切り札を表示するためのカードも用意されています。

インシディアス7について

ゲームの流れは

  1. カードのパス
  2. ビッド
  3. カードのプレイ
  4. 得点計算

となっています。

まず隣のプレイヤーにカードを渡します。どちらに渡すか、また何枚渡すかはラウンドによって決まっています。渡さないラウンドもあります。

次にビッドです。
ビッドは自分の手札から1枚を伏せることで行います。そのとき伏せたカードの数字が今回自分が獲得できると推測する数になります。出されたカードのうち、もっとも大きい数字のカードが切り札スートになり、そのカードを出したプレイヤーが最初にカードを打ち出します。ビッドしたカードは再び手札に戻します。

トリックはマストフォローで行います。
フォローできるのは色か数字です。通常のトリックテイキングではスートのみをフォローすることになりますが、インシディアス7では数字をフォローすることもできます。これがちょっと独特で、他にはないプレイ感を生み出しています。

通常のトリックテイキング同様、切り札があればそのもっとも大きな数字、無ければリードスートのもっとも大きな数字が勝ちます。同じ数字の場合は色の強さの序列にしたがいます。(色の強さはカードを見ることで分かります)

7トリックを行ったならば得点計算です。
ビッドした数と同じトリック数ならば2点+ビッドした数を得て、ビッドした数と異なる場合はその差分だけ点数を失います。ビッドした数とぴったりにする必要があり、勝ちすぎても負けすぎてもダメです。ぴったりの場合2点があるので、0でビッドしても2点は入ります。

これを7ラウンド行い、もっとも得点の多いプレイヤーの勝利です。

数字をフォローできる妙

やはり何といっても独特なのが、数字をフォローできるという点です。

いつものトリックテイキングのつもりでプレイすると、うっかり勝ったり、思わぬところで負けたりします。たとえば、もっとも大きい数字である7でリードすれば序盤はまず勝てるのが一般的なトリックテイキングですが、インシディアス7の場合、もっと強い色の7に負けてしまいます。

また、手札にある数字しかビッドできないのも悩ましいポイントです。

オプションルールとして、Piikoというルールがあります。
このルールを採用するとビッドがより白熱します。ビッドをした際に、すべての数字の合計が7であったならばそのビッドは無効になり、残りの手札でさらにビッドを行います。もちろん以降も合計が7であったならば同じ処理を繰り返します。

Piikoが発生した場合、そのときにもっとも大きな数字を出したプレイヤーに1点が入るというボーナスがあります。もし7回連続Piikoが発生してしまったならば再びカードをシャッフルして配り直しますが、Piikoで得たポイントはそのまま残ります。

せっかくなので以前自作したスコアシートも公開します。これを見ればルールの概要と、どのラウンドにどちらに何枚カードをパスすればいいのかが分かります。

insidious

インシディアス7スコアシート(PDF)

ビッド数ちょうど勝つ必要があるので難易度は高いですが、ルール自体はそれほど難しくありません。トリックテイキングに慣れている人ならば簡単に説明するだけですぐに遊べるでしょう。

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[ボードゲーム] クトゥルフ神話カードゲーム(LCG)

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クトゥルフ神話カードゲームは、LCG(リビングカードゲーム)と呼ばれる、デッキ構築要素がある2人用のカードゲームです。2015年2月に日本語版が発売予定のアンドロイド:ネットランナーもLCGです。

LCGとは?

一般的に遊ばれている2人用のカードゲームといえば、TCGです。こちらはトレーディング・カード・ゲームの略で、さまざまなデッキパックやブースターパックを購入し、自分のデッキを組み立て、相手との対戦に臨みます。有名なものでいうとマジック:ザ・ギャザリング、遊戯王、デュエル・マスターズなどが挙げられます。

TCGを遊ぶ上で避けては通れないのがお金の問題です。

自分の思い通りのデッキを組み立てるには、たくさんのカードを手に入れる必要があります。中には手に入りにくいレアカードもあり、それ1枚で何万円もの値段でやり取りされていることもめずらしくありません。そのため「面白そうだけど、そこまでお金を使うのは……」と思っている人も多いのではないでしょうか。

LCGにはTCG同様、デッキ構築要素があります。ただTCGと異なるのが追加購入のパックに入っているカードが固定されているということです。そのため、目的のカードを得るために何個もパックを購入する必要がありません。

もちろん追加パックを買うという点でお金はかかりますが、TCGに比べると格段に安く自分の思い通りのデッキを作ることが可能です。

クトゥルフLCGについて

160114_2

クトゥルフLCGはクトゥルフ神話を元にしたカードゲームです。クトゥルフ神話といえばTRPGなどでもお馴染みなので、ご存じの方も多いでしょう。

クトゥルフLCGには7つの勢力があります。

  1. 政府機関
  2. ミスカトニック大学
  3. シンジケート
  4. クトゥルフ
  5. ハスター
  6. ヨグ=ソトース
  7. シュブ=ニグラス

この7つの勢力を自由に組み合わせてデッキを構築します。多くのTCGと同じようにリソースも勢力ごとに分かれているので、多くの種類の勢力を入れるとカードが出しづらくなる面もあります。

一般的なTCGとの大きな違いは、相手を倒すことが目的ではないというところです。

クトゥルフLCGではボードにストーリーカードが置かれます。このストーリーカードを取り合うのがゲームの目的です。先に3つのストーリーカードを取得したプレイヤーがゲームに勝利します。

LCG日本語化について

クトゥルフLCGは日本語版が発売され、そのあとかなりの数の拡張パックも日本語化されました。(正式名称はアサイラムパックといいます)ただし、すべてではありません。そのため、勢力によってはそこまでカードがそろっていないものもあります。

アンドロイド:ネットランナーも数多くの拡張が出ていますが、どの辺りまでが日本語化されるのかは多くの人が懸念しているところです。せっかく日本語版がでるならば、しっかり拡張も発売して欲しいところですね。

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[ボードゲーム] Coup(クー) 紹介

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クーは3~6人で遊ぶことができるカードゲームです。さまざまな人物カードの能力を使い、自分だけが生き残ることを目指します。最大の特徴は、たとえそのカードを持っていなくても、持っているように装って能力を使えるところです。

Coup(クー)について

クーでは2枚の手札を使います。その手札の能力を使い、お金を得たり、相手を暗殺したりします。

手番に行える行動は7種類あります。

  1. 収入
  2. 援助
  3. クー
  4. 徴税
  5. 暗殺
  6. 交換
  7. 強奪

1~3のアクションは一般行動と呼ばれ、手札に関係なく行うことができます。
それに対し4~7のアクションは人物行動と呼ばれ、手札にそのカードがなければなりません。

ただし、先にも述べたように、このゲームでは、いかにも手札にあるかのように装って、能力を使うことができます。もし、相手の行動がおかしいと思ったならば、他プレイヤーは「ダウト」を宣告します。

ダウトが宣告され、そのカードを持っていなかったならば手札が1枚失われます。逆にダウトを宣告され、ちゃんとそのカードを持っていたならばダウトを宣告した方のプレイヤーが手札を1枚失います。

また、特定のアクションを他のプレイヤーがブロックすることもできます。ブロックする際にもそのカードが必要なのですが、もちろんその際もカードを持っていなくても行うことができます。

ダウトの宣告以外でも、暗殺やクーにより、相手の手札を失わせることが可能です。

これらのアクションを1手番ずつ順番に行い、最後まで生き残ったプレイヤーがゲームに勝利します。

お手軽ブラフゲーム

手札になくても能力が使える、というのが何とも不思議なゲームです。

3枚しかないはずのカードの能力を5人が行ったりと、どう考えてもおかしなケースが出てきます。この辺りを笑って楽しめるようだと、かなり中毒性は高いです。1ゲームも15分ほどで終わるので、繰り返し遊びやすいのも大きなメリットです。

実際にゲームを行うと、終盤は引きに大きく左右されることが多いです。

中盤はブラフでも何とかなるのですが、ラスト近辺はダメ元でも相手がダウトを宣告してくるので、しっかり人物を確保しておく必要があります。そのため「ここで刺客を引かなければ負ける」といったケースがよく出てきます。

そうはいっても、そこまでシリアスに遊ぶゲームでもないので、ある程度の運要素は十分に許容範囲です。使うものはカードとチップくらいなので、場所もそれほど取りません。ちょっとした隙間時間に楽しめるお手軽なブラフゲームです。値段も1,500円ほどなので買いやすいですね。

駿河屋で「クー」をチェック!


[トランプ] ネイブ

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ネイブは3人用のトリックテイキングゲームです。
簡単なルールですが、取るべきか取らざるべきかの見極めが重要なゲームです。

ネイブのルール

使用するカード

ジョーカーを抜いた通常のトランプ52枚を使用します。

カードの強さは、Aがもっとも強く、2がもっとも弱いという一般的な順番です。

ゲームの流れ

適当な方法で最初のディーラーを決めます。以降ディーラーは時計回りで交代します。

ディーラーは左隣のプレイヤーから1枚ずつカードを配っていきます。最後に1枚あまるので、それを表向けて置きます。このカードのスートが今回の切り札スートとなります。あまったカードは今回のプレイには使いません。

ディーラーの左隣のプレイヤーからリードします。以降は通常のマストフォローのトリックテイキングです。

点数

1トリック +1点
♥J -4点
♦J -3点
♣J -2点
♠J -1点

終了条件

合計で20点以上になったプレイヤーがゲームに勝利します。

ネイブを遊んでみた感想

トリックテイキングを遊んだことがある人ならば、簡単な説明だけで遊ぶことができます。ビッドなどの要素もないので、トリックテイキング初心者でも大丈夫そうですね。

トリックを取らない系のゲームだとハーツが有名です。あちらはとにかくマイナスのカードを避けることが重要ですが、ネイブは取ったトリックが点数になるので、基本的にトリックを取ることを目指します。しかし、あまり調子に乗って勝ち続けると、フォローできなくなったプレイヤーからマイナス点を差し込まれるため、その辺の見極めが大切になります。

特に切り札スートがひとりに偏ると、どんどんマイナス点を渡されてしまうため、かなりプレイングが難しくなります。かといって、トリックを取らないことには点数にならないので、勝つべきところで勝ち、負けるべきときには負けなくてはなりません。

今回のゲームではひとりが順調に勝ち続け、たった4ラウンドでゲームが終わってしまいました。(20対8対3でした)

Jの4枚さえ覚えておけば十分にゲームを楽しむことができます。トリック中も「あの人いきなりAでリードしたから、J持ってるんだな」という予想がつきやすいです。短時間で楽しめるので、ちょっとした空き時間にも楽しめそうです。ペッパーが好きな人に向いているかもしれませんね。

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[ボードゲーム] 1955:冷たいスパイの熱い戦い

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1955:冷たいスパイの熱い戦いは冷戦がテーマの2人用ゲームです。赤と青の2つの勢力に分かれて各国の支配権を争います。

1955:冷たいスパイの熱い戦いについて

冷戦時の勢力争いというと、まず思いつくのがトワイライト・ストラグルです。こちらは2人用ゲームの傑作でBGGでも長い間1位でした。

[ボードゲーム] トワイライト・ストラグル 紹介

2015.11.04

しかし、トワイライト ストラグルはカードの種類が多く、ルールも決して優しいものではありません。なおかつ、時間もかかるということで気軽にできるゲームではありませんでした。

それに対し同様のテーマを扱っていながら、1955はだいぶコンパクトにまとまっています。支配権を争うことになる各国が描かれたボードは両面仕様となっており、片面は短縮プレイ用となっています。

手番に行うことはカードをプレイすることだけです。

ただし、同じカードでも使い方が2種類あります。1つはカードに描かれた効果を適用する特殊アクション、もう1つは国旗と影響値を使う影響アクションです。この、1つのカードで2通りの使い方があるというのもトワイライトストラグルっぽいです。

また、カードによっては相手の行動をブロックできるものもあります。そういったことをしながら徐々に自国側への影響値を上げていきます。

手番を交互に繰り返し、

  • ひとりのプレイヤーが任意の3つの国を安定させた
  • ひとりのプレイヤーが相手の本国を安定させた

上記2つのいずれかの条件を満たすとただちにゲームが終了します。条件を満たしたプレイヤーがゲームに勝利します。

簡易版Twilight Struggle

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テーマといい、カードの使い方といい、簡略化したトワイライト ストラグルのようなイメージです。

基本的にそこまで差がつかないので、常に取りつ取られつのジリジリとした影響値争いが行われます。カードに言語依存はありますが、特殊アクションは15種類しかないので、そこまで難しくはありません。アイコンも描かれているので直感的に分かるものも多いです。

ただ、どのカードがどのカードをブロックできるかが分かりづらいので、ある程度の慣れが必要かもしれません。

それさえ理解できればカードによる駆け引きが楽しめる2人用の良作です。時間も慣れれば30分ほどで終わるので2人用ゲームとしてもおすすめです。カードのイラストの雰囲気もいいですね。

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[ボードゲーム] 第60回名取盤友会 ゲーム会に参加してきました

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仙台で行われたオープンボードゲーム会に参加してきました。
今回で3回目の参加です。

[ボードゲーム] 第54回 名取盤友会ゲーム会に参加してきました

2015.09.22

第60回名取盤友会 ゲーム会について

今回の会場は苦竹にある仙台市東部市民センターです。前回行ったときは仙台駅近辺だったので電車で行ったのですが、今回は駐車場があるということで車で行きました。

13:00~20:30で行われ、参加費は200円、入退場は自由です。今回は前回よりも人が多いなという印象でした。

全部で10種類ほどのゲームを遊んだので、いくつかの感想を。

ペッパー

今回は4人でのプレイでした。自分だけが経験者ということでルール説明を担当します。

あんまりトリックテイキングは得意じゃないという方でも楽しんでいただけたようです。唯一の経験者である自分が1ラウンド目に24点も失点したのは思わず苦笑です。以降はだんだんと場の感じをつかみ、残り4ラウンドの合計を3点に抑えました。

ひとりにペッパーが集中する展開となり、1トリックですべてのペッパーが集結したときには場がとても盛り上がりました。

ペッパーの押し付け合いで思わず声があがるいいゲームです。

[ボードゲーム] 非トランプのおすすめトリックテイキング

2015.09.20

航海の時代

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まず木箱に入っているのが驚きです。こういうコンポーネントの雰囲気も大事ですね。

タイルを配置することでマップを形成するため、組み合わせによって違った展開になります。自分の手番では船コマを配置し、そこに描かれたアクションを実行します。アクション後にそのタイルに投資することができ、そうすることでアクションが強化されます。さらに投資のマーカーはエリアマジョリティにも関係しているため、終了時のボーナス点を決めます。

特殊なのが船コマの動かし方で、1度方向を決めたならば同じ方向にしか進むことができなくなります。(時計回りか反時計回り)ただし、中央のタイルに戻ることでリセットされるため、そこから移動する際はまた方向を決めることができます。この辺りコマをしっかり管理しないと、どっちの方向に進んでいたか分からなくなってしまうので注意が必要ですね。

誰かが投資のマーカー8個を置ききるか、またはすべてのタイルに1色の投資マーカーが3つずつ置かれるとゲーム終了です。

そのラウンドを最後まで行い、エリアマジョリティの計算をして、もっとも得点の高い人の勝利です。

マップをタイルによって形成するのはイスタンブールを、コマの進ませ方はロンデルシステムを思わせます(2マス移動まではタダでさらに進ませるのにはお金が必要になります)時間もそれほどかからず、しっかりボードゲームをした手応えがあります。マップの組み合わせにより戦略が変わってきそうなので、リプレイ性も高そうですね。

シュタウファー

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初プレイです。全員が未経験ということで、ルールとつきあわせながらのプレイとなりました。

5ラウンド×3手番で15アクションしかありません。
その中でコマを増やしつつ、配置して、エリアマジョリティを競います。

1回遊んでみた感想では特権がかなり強いなという印象です。あるとないとではコストが全然違うので、上手く取れないとかなり離されてしまいそうです。

炭鉱讃歌

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2度目のプレイとなります。といっても、前回は2014年6月なので、だいぶルールも忘れていました。4人中2人が初プレイということで、改めてルールを説明してもらいます。

言語依存もなく、ボードに説明がしっかり描かれているので、1度説明を受ければスムーズに遊ぶことができます。あまりとがったところがない骨太のワーカープレイスメントといった感じですね。

コストが軽めの出荷を多く行って、ボーナス点を狙っていこうと思ったのですが、交通手段がうまくそろわずイマイチ点数が伸びませんでした。順調にいっているように見えたのですが、最後に越されてしまい4人中3位という結果に。

改めて遊んでみて、いいゲームだなと感じました。
ただお金がすべて緑色というのは、やはり分かりづらいですね。記事を見返すと前回はポーカーチップで代用していたようですが、その方が恐らく遊びやすいです。

[ボードゲーム] 06月22日に遊んだゲーム(ゴールデンホーン、アブルクセン、炭鉱讃歌、サンスーシ、プロスペリティ)

2014.06.23

名取盤友会に参加しての感想

他には、私の世界の見方、赤ずきんは眠らない、髑髏と薔薇、FABFIB、琳派などを遊びました。希望があったのでトランプのトリックテイキング「クレッシェンド」もプレイしました。今回は1度も予想が的中することはありませんでした。勝つのはそこまで難しくないのですが、的中させるのがかなり困難です。

[トランプ] クレッシェンド

2015.12.28

参加するごとに知り合いが増えるので、こういったオープンのボードゲーム会はとてもありがたい機会です。自分の記事を読んでくれているという声が聞けるのもうれしいです。

機会があればぜひまた参加させていただこうと思います。
今回一緒に遊んでいただいた方々、どうもありがとうございます。

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[ボードゲーム] ゲシェンク 紹介

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ゲシェンクは3~5人で遊ぶことができるカードゲームです。
わたしが持っているのはドイツ語版ですが、現在日本語版も出ており、カードのデザインがよりカラフルになっています。

ゲシェンクについて

3~35まで数字が描かれたカードがあります。まずその中から9枚を取り除きます。この9枚はそのゲームでは使われません。どのカードが抜かれたかは非公開です。

各プレイヤーは11枚のチップを持っています。このチップも非公開情報です。器に入れたり、手で隠したりしておきましょう。

手番になったならば山札から1枚をめくり、全員に見えるように表にして置きます。

自分の手番にできることはそれまでに公開されているカードをすべて受け取るか、1枚チップを支払ってパスをするかです。チップを持っていなければパスができないため、必ずカードを受け取ることになります。また、カードを受け取る際は、それまでパスのために置かれたすべてのチップも一緒に受け取ります。

カードの数字はすべてマイナス点です。チップは1枚1点のプラス点になります。

できるだけカードを取らないことを目指すのですが、ポイントになるのは数字の並び順です。自分が受け取ったカードの数字がつながっているならば、その中でもっとも小さいものだけが終了時にマイナス点になります。

たとえば、16、17、18、19というカードを取ったならばマイナスになるのは16だけで、他のカードはカウントされません。

カードを受け取ったならば、次はその人が山札をめくり、先ほどの手順を繰り返します。

これを山札がなくなるまで繰り返し、もっともマイナスポイントが少ないプレイヤーの勝利です。

ゲシェンクの魅力

ずっとパスし続けることはできないので、どこかでカードを受け取る必要があります。そのタイミングの見極めが面白いゲームです。もう少しチップが貯まったら取ろうと思っていると他の人に取られてしまったり、連番を見越してカードを取ったのに全然つながらなかったりと、なかなか思い通りにいきません。

自分が欲しいカードが山札に入っていることを信じてカードを取っていくか、被害を最小限にするためこまめにカードを取っていくか、性格が表れるゲームです。

ルールも簡単で駆け引きもあり、値段もお手頃なので、これからボードゲームやカードゲームを買おうと思っている人におすすめです。ゲーム会に行くときに時間調整としてカバンに忍ばせておくのもアリですね。

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[書評] 神話創世RPG アマデウス

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神話創世RPGアマデウスは、TRPGのルールとリプレイが1冊にまとまった本です。これ1冊とサイコロ、筆記具があればTRPGを遊ぶことができます。以前、サイコロフィクションシリーズのインセインの紹介記事を書きましたが、それと似たような感じです。

はじめてのインセイン | TRPG未経験者がGMをやってみた

2015.06.23

TRPGに興味があったので「インセイン」を読んでみました

2014.11.14

神話創世RPGアマデウスについて

神話創世RPGアマデウスは現代を舞台にしたRPGです。プレイヤーは古の神々の力を引き継いだ神子(アマデウス)となって事件を解決したり、化け物を退治したりします。

プレイヤー4つの神群(クラスタ)の中から神を選ぶことができます。

  1. ギリシア神群
  2. ヤマト神群
  3. エジプト神群
  4. クトゥルフ神群

ゼウス、ヘラ、アマテラス、スサノオ、アヌビス、クトゥルフ、アザトースといったゲームやアニメ、マンガでお馴染みの神々の中から自分の好きなものを選ぶことができます。

各プレイヤーはゲーム開始時に、予言というカードを受け取ります。そこには「暗示」という表向き目的と、「真実」という隠された目的が書かれています。真実は他のプレイヤーに話すことはできず、一定の条件(トリガー)を満たすことで公開されます。

ゲームの目的は神話災害の解決です。

神話災害とは、神話上の悲劇が現代に再現されてしまう怪奇現象です。しかし、神々は人間世界には手出しができないので、神の力を宿したアマデウスが事件の解決に臨みます。

これからTRPGを始めたいと思う人へ

登場する神々がどこかで聞いたことがあるものばかりなので、スムーズに世界観に入り込めると思います。また、用意すべきものも、この本1冊とサイコロ、あとは筆記具とコピーした用紙(キャラクターシートなどは公式サイトでダウンロードできます)くらいなので、始めるためのハードルも低いです。

また、神話創世RPGアマデウスはiOSの無料アプリが用意されています。これを使うことでサイコロ判定の際に音声を流すことができたり、キャラクター作成ができたりします。ただし、すべての神々が使える訳ではなく、追加課金することで使える神が増えます。さらにテーマ曲まで用意されているというのが、ちょっとめずらしいです。

試しにTRPGを遊んでみたいなという方は、ぜひ手に取ってみることをおすすめします。
公式サイトには体験版も用意されているので、まずはそちらを見てみるのもいいかもしれません。

神話創世RPGアマデウス 富士見書房公式 -TRPG ONLINE

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