シャッターアイランドはレオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督の作品です。主人公のテディは連邦捜査官として孤島に向かいます。そこでは女囚が失踪するという不可解な事件が起こっていました。
シャッターアイランドについて
連邦捜査官のテディは今回の相棒となるチャックと共にフェリーで孤島へ向かいます。
その島には精神を患った凶悪犯罪者のための収容施設があります。その脱出不可能ともいえる施設から、女囚が1人いなくなります。テディは相棒とともに捜査にあたるのですが、島の人々が彼らに何か秘密を隠しているように感じます。
捜査を進めていく中で、テディはこの島のさまざまな秘密に気づき始めます。
困難を乗り越えて最終的にテディがたどり着く真相とは?
ネタバレと感想
前々から気になっていた作品なのですが、ようやくHuluで見ることができました。時間が138分と2時間以上あるのでちょっと長めです。
捜査を進めていくうち、やがてテディは自分もこの病院に毒されてしまっているのではと思い始めます。それで過去の忌々しい幻覚を見るのだと考えたテディは、何とかして病院の闇を暴こうとします。
かなり巧妙に伏線が張られており、後から気づかされる部分も多いです。
簡単にネタバレを話すと、実はテディは精神を病んでおり、それを回復させるために病院関係者がテディの妄想につきあっているというストーリーです。テディは自分の子供達を殺した妻を殺しており、その犯人を自分の中ででっち上げ、それを捕まえようとします。
病院側はテディに現実を直視して欲しいため、テディの物語につきあい、その中で矛盾に気づかせようとします。
そのため、物語は何が正しいのか分からないような構図になっています。
最終的にテディは現実に気づきます。しかし、また記憶がおかしくなったフリをして自分が処置されるように仕向けます。
病院に隠された謎を解き明かすというスリリングな展開でありながら、実はそれらが妄想であるという大きなどんでん返しがある映画です。凝った構成が好きな人におすすめの映画です。